woodchuckさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

千年女優(2001年製作の映画)

3.5

どこからが夢でどこからが現実か……というような撹乱、千代子の回想に立花らがはいりこんで体験していると描く趣向は面白かった。
今敏監督作品は脚本も自分で書き監督もしている作家性の強い作品群だと思うのだけ
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聖地には蜘蛛が巣を張る(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ポスターデザインがカッコよくていい。
女性を狙うヘイトクライムの捜査。被害者のうち家出した子の両親が「あんな奴娘じゃない」の一点張りなのもつらかった。娘はもしかしたら、閉塞した田舎で都会に夢を見たのか
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ライトハウス(2019年製作の映画)

3.5

二人の一触即発の雰囲気が怖い。正直言って新手のBLとか言ってる場合じゃなかった。
灯台のシーン、ぐるぐるピカピカしてて新手のドラッグかと思った。

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.4

主演俳優さんの「顔」で保っている。
過食シーンがホラーか!?って感じで撮られていてぎょっとした。ただなあ…この感じは倫理観センサーが反応しなくもないんだよな…。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.2

友達のリクエストで鑑賞。
マリオのいろいろなステージやギミックが映画に落とし込まれている。私はDSのものしかやったことがないけど、64などほかのシリーズをやったことがある人はもっと楽しめると思う。
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AIR/エア(2023年製作の映画)

3.7

王道の熱い作品だった。これもう少し大規模公開になってもおかしくなかったと思うのだけど公開館がそれほど多くなかったのは、アマプラ資本で配信が確定していたから?
劇場で見たら前の席が意識高い系風の見た目の
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勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

4.2

かっこいいなあ。
けっこう前、それこそ10年前とかに一度見ていたのだけど私は女性の短髪あまり好きじゃないので(少なくもかわいいとは違うと思う)ジーン・セバーグにピンときてなくイマイチだなと思った記憶。
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ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

3.6

ジョゼの海のような部屋がかわいかった。
この映画に影響それてフランソワーズ・サガンを読んでみたのだけど、サガンはお金持ちの人たちが社交界に要請されるままの人生を生きていて生きている実感がない空虚という
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.6

異様に食器の音が響く気まずい食卓シーンがよかった。

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.8

いやーーーなんかすごいBLだった。
意外な収穫は、はんにゃ金田さんがこういう系にハマるってことだな。それにお笑い芸人のとき気づいてなかったけどあんなにハンサムだったんだ。ヤクザものでも警察ものでももっ
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.8

岡田将生さん、サイコな役が似合いすぎじゃないか?
雨の中車の中で話しているシーンがよかった。長回しに堪える岡田さん。

東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.5

もっとコスプレっぽくなっているかと思ったら衣装やヘアスタイルが意外と馴染んでいて凄いな。「ゴールデンカムイ」や「カラオケ行こ!」も「私の幸せな結婚」も、あげていくときりがない宮本まさ江さんが衣装担当。>>続きを読む

映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

3.6

正直、私はあの科学者の考えがすごく良くわかるんだよね。私だって人に認められたい。それに、そもそも世の中で無意味に争いが起こるコトだって嫌だ。今の社会でだって、些細なことで優劣をつけようとしたり差別や贔>>続きを読む

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

4.0

だ、男女でBLってできるんだ!?と思った。
これは私の中で信長×濃姫のBL判定出ました。
史実がある分ラストどうなるのかはわかりきってたけど、それでもなんとかなってほしかったな……。

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.6

「自分の選んだ自分の好きなものに囲まれてるのっていいな」というような華子のセリフがあって、それが印象的だった。私もあまり自分のやりたいこととか好きなことが明確じゃないから、なんとなくその場に流されるよ>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.6

劇場で見たらやっぱり演奏シーン迫力あった……!
劇場に行く時は基本いつも一緒に行っている友達がいる。彼女はこの作品はノーマークだったみたいだけど、むしろ私よりもめちゃくちゃ楽しんでいてすごく気に入って
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.8

やっぱり吉田恵輔さんの作品好きだな〜、気づいたのが微妙におそかった、劇場に観に行きたかったな…。
なんというか、岸井ゆきのさんには申し訳ないんだけどすごい絶妙な、ブスってほどではないけど美人ではない感
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.8

ASAKO I &IIっていう英語タイトルもカッコいいし本質を掴んでいると思う。どこまでもアサコの話でありながら、東出さん演じる麦と亮平の存在感も大きく、二人の役者さんの強さを感じた。こんなことができ>>続きを読む

エル ELLE(2016年製作の映画)

3.2

最後の百合エンドだけ覚えていた。
これも原田時枝さんがヒューマンドラマとしておおすすめしていたやつ

バレット・オブ・ラヴ(2013年製作の映画)

4.0

あなたのマッツ・ミケルセンはどこから?私はここから!

とにかくマッツ・ミケルセンがセクシー&ワイルド&ビューティフォーだった。
そもそもこれなんで見ようと思ったか忘れたんだけどなんで見たんだっけ?
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サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)

3.6

けばけばしい世界が好き。独特の赤がいいなあ。
私はオカルトがあまりピンとこなくてサイコスリラー大好き侍だから、「サスペリア」よりこちらの「サスペリアPART2」の方が好きだった。けどあんまりどちらも覚
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スイミング・プール(2003年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

これ私はめちゃくちゃ好きなタイプの作品〜!!!女性が主人公で、どんどん思い詰めていく…みたいな話がまず好き。そしてフランスのバカンスのあの感じも好き。『悲しみよ こんにちは』みたいなやつ。そして女同士>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.4

なんか画面がお洒落。かわいい。起こっていることはぜんぜん可愛くないが……。
冒頭の、朝方ケチャップを口や手につけながらサンドイッチを齧って歩くシーンが好きだった。(その前に血が流れているはずだからギョ
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サスペリア(1977年製作の映画)

3.4

画が綺麗だった。なんというかヴィヴィッド?じゃないけどエナメルが似合いそうなけばけばしい感じが。
そんなに怖いとは思わなかった、というか『サスペリアPART2』(なにがPART2やねん)の印象が強くて
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.6

服のセンスが独特でいいなと思った。
高橋さやかさんってスタイリストらしくて、「母性」や「ある男」もやっている。このあとその繋がりできになって二作とも見た。
阿部サダヲさんは普段愛嬌のあるイメージだった
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わたしの幸せな結婚(2023年製作の映画)

3.5

アクションのシーンで早々に死んでいく登場人物が一番強そうだったからあとから俳優さん調べたら格闘技経験者だった。やっぱり、体の安定感が一番あったしなあ(つまり彼がアクションやってあっさり負けるのはあんま>>続きを読む

ブルー・マインド(2017年製作の映画)

3.6

私の大好きなタイプの思春期ものだったー!!
アマプラのおすすめで出てきて思いつきで見たのだけど予想外に良くて…。『愛のように感じた』を少し思い出した。
なんだろう、若い時の、暴力性というか暴力衝動を抑
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バクラウ 地図から消された村(2019年製作の映画)

3.2

これは、ホラーかと思ったらSFだった、と思いきやそうでもなかったんですよね、なんだなんだ。
爆イケの登場人物「ルンガ」ってのが出てくるんだけど。イケメンというかセクシーな感じで、インテリ風でありながら
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ドント・イット(2016年製作の映画)

3.2

これは私の大好きな原田時枝さんがツイートで言及していたから見た作品。
たしかにヒューマンものだった。ホラーからヒューマンを摂取しやすいとのことを原田さんは言ってるんだけどそれはそうかもしれない。
個人
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CURE キュア(1997年製作の映画)

3.4

空気感が重くて緊張しっぱなしだった……。
ラストが意味深。いったい「どっち」なんだろう。
俳優たちの演技もよい。
他の作品も見てみたくなった。

逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

3.5

面白かったー。なんというか、同じ労働者階級同士・同じ資本家階級同士でも馴染める人馴染めない人がいて、というのがリアルだなあと思った(必ずしも「逆転」するとも限らない)。
最後の「実はここは…」と判明し
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#マンホール(2023年製作の映画)

3.4

これけっこう好きだったな。ワンシチュエーションスリラー。
けっこう緊張感もあったし、だんだんと「なぜこの状況に」というのが明らかになっていく過程はなかなかにサイコサスペンス。
奈緒さんの使い方が贅沢な
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.1

親子の話〜。しかしどこかでこんな感じの、父親にバディと認めてほしい背伸びした娘見たことあるなと思ったらあれか、「MEG2」か(回想しながら書いてるので時系列的にはMEGのほうがあとですが)。
なんとい
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ピクニックatハンギング・ロック(1975年製作の映画)

3.4

ビジュアルと雰囲気が独特で素敵。野生!って感じの山もいいね。でも、正直私的には、行方不明になるところまでだったかな。そこから先はミステリー調になってて学園や失踪の謎を暴くみたいな感じなんだけどそのあた>>続きを読む

かがみの孤城(2022年製作の映画)

3.4

いい作品だった。今の中高生にもすごく見てほしいなーと思うし、実際劇場にはたくさんの中高生が来ていた。
主人公が家に籠っている時に外にクラスメイトがきていて、それがカーテンで不気味な影みたいになっている
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