saramaroさんの映画レビュー・感想・評価

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アナと雪の女王2(2019年製作の映画)

4.5

先の方のレビューに会った様に、前作と2つで1つの物語でした。何故姉だけに力があるのか?
公開直ぐに行けずに、ドルビーシネマで観なかった事を後悔しています。映像も音楽も綺麗なだけに、それを十分に体感出来
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決算!忠臣蔵(2019年製作の映画)

3.0

お金の面からみた忠臣蔵、無かった作品ですね。
時代劇というと良く悪代官に小金持ちの商人「お菓子を」「お前も悪よのう」のセリフ、あの小判の金額が今にしたら物凄い額だという事がこの作品では細かなものまで現
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ひとよ(2019年製作の映画)

5.0

じわじわと心に沁みてくる作品。
家族とは?母は「子供達を助ける為」には仕方なかった、子供達は「自分達が我慢さえすればその先に待ち受ける冷たさは無かった」と言う。15年経ったら帰ってくると言い残した母、
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

3.7

一夫多妻制と聞くと「大奥」や平安時代の「通い婚」の様な形なのかなと思っていましたが、部屋は別々とはいえ一緒に食事をし、日々の生活を共に、そして助け合いと、予想していた感じ違いました。第一夫人には敬意を>>続きを読む

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

3.5

住み込みの女性と雇い主の男性、二人の間には雇用の関係だけでなく見えない階級の壁がある。幸い雇用主はとても人当りも良く、ハウスメイドでもちゃんとした応対をしてくれている。昔から続く習慣はなかなか取り払う>>続きを読む

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)

3.7

「エンジェル」クルクルの巻き毛の美しい顔を持つ少年。しかし彼の行動は冷酷で残酷な、黒いエンジェルと呼ぶにふさわしいものでした。もしあの親子と会わなかったら盗みだけを繰り返していたかもとは思うのだけど、>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.5

安全を求めてレバノンにきた家族、屋根はあれど家と呼ぶには過酷な環境。そして身分証がないが故に様々な困難がある。主人公ゼインが「両親を訴える」それは自分の為だけでなく兄弟姉妹の為でもあり切ない部分でもあ>>続きを読む

今日も嫌がらせ弁当(2018年製作の映画)

3.7

実際に毎日この伝言ツールの様なお弁当を作ったママのブログからの映像化。凄いなぁ、お弁当が。作品中に出てくるキャラが少々古いのは当時の再現だからですね。
反抗期でのやり取りがラインというのも時代ですねぇ
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.5

「ママ友って怖っ」
親しげに近づいてくる者には要注意って事は間違いないみたい。優雅な生活しているママ、シンママでブロガーのママ、似ている所はないのだけど、二人の共通点は「子供の預け先でのママ友がいない
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ヘイト・ユー・ギブ(2018年製作の映画)

3.8

これ残念な事に上映がないままなんだよね。昨年のグリーンブックよりも現実的で今の若者をえがいている良い作品なのに。
2つの地域社会で暮らす主人公、どちらもスターなんだけどその場所によってこんなにも扱われ
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.0

閉ざされた空間故の緊張感は観ている者を引き込んでいく、それを実感できる作品。
物語が進んでいくうちに自分もその場を体験してるかのように、ドキドキしてしまった。
音に集中する瞬間、皆も息を飲む事と思う。

グリーンブック(2018年製作の映画)

3.8

今までの作品の多くは、白人の人に仕える黒人ストーリーが多かったとおもいますが、これは反対。
成功している主人公だけど、行く先々で見えない壁を見せつけられる。運転手に雇われていると殆どが解釈する。
グリ
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.9

これはもう面白い!の感想以外に何が?
友情ものでもありヒーローものでもある。だけど完璧なヒーローじゃないし、おいおいそれじゃ破壊してるよ…もあるのだけど、憎めない。
続編ありそうな終わり方に感じました
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キングダム(2019年製作の映画)

3.7

撮影時のお話をテレビで見たのですが、中国ロケでは馬も人もエキストラの数が凄いとか。勿論映像にはCGもあるでしょうが、スペクタクルな迫力ある作品。
又それぞれの役に合わせた完成度の高さには感服致します。
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

4.5

薬物にはまっていく息子、辞めさせたい父親・・・
一見薬物からの脱却物語と思うかもしれない。表面上はそう見えると思う。だけどそこに至る環境や関係、ニックの心の叫び・助けてと求める姿に胸が締め付けられる様
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.8

基本私は「ホラー系」は苦手なので自ら進んでみる事は少ないのですが…この作品にある子供達の秘密が気になって見てみたいと思ってました。
試写会にお招きいただき鑑賞したのですが、ホラー系→怖いという事より、
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ザ・プレイス 運命の交差点(2017年製作の映画)

3.8

カフェの席にいつもいる男、その傍らに黒いカバーのノート。そこに訪れる人々は様々な願い事を持ってやってくる。
男は時折ノートを開き、書き込みをし、確かめ、訪れる人々に「助言」めいた事を言う。
それだけで
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

4.5

魔夜先生作品、連載当時他とは一線を引いてました。少女漫画雑誌にパタリロ連載、それも今でいうBLですから凄い。翔んで埼玉もこれ大丈夫?と思った程です、それが実写化されるとは原作読んでいる人なら思ったはず>>続きを読む

天国でまた会おう(2017年製作の映画)

3.7

マスクの下の表情は見えなくなったけど、マスクは彼の表情・心を表す。
戦争が無かったら会わなかった二人、戦争が無かったらマスクは必要なかった。主人公の父への反発から志願したのだろうと読み取れる。失ったも
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移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

3.6

世界が何らかの理由で滅び、都市が一つの動く集団となって食うか食われるかを繰り広げていくのですが、ロンドンが最強の都市となっており、その他の捕獲される都市とのバトルがかなり恐怖感を覚えるくらい迫力があっ>>続きを読む

サタデーナイト・チャーチ 夢を歌う場所(2017年製作の映画)

3.0

ミュージカル作品と思うと少々物足りない。
実際に活動している「サタデーナイト・チャーチ」をモデルにLGBTを隠しているユリシーズの抑えられない気持ちと反対する周囲との葛藤をリアルに描いていると思う。
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.8

作品紹介やあらすじを読でいた時点ではあまり興味沸かないかもと思っていました。多分少女漫画の世界から抜け出してきたかのような大きすぎる瞳のビジュアルにそう感じたのだと思います。
鑑賞後の感想は「これお勧
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フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

3.5

DAIGOさんこの手の役柄は珍しいと思います。どちらかというと好青年役が多いと思うので。以外だったけど違和感なし!
三木監督作品は電車と海が入っていることが多いですね。監督の撮るキラキラした風景好きで
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女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

当時の衣装の再現(色調は違う)絢爛豪華な宮殿・内部、装飾品、重厚な音楽、それだけでも見ごたえあると思う。
アン王女に仕える幼馴染であり、影の実力者ともなっているサラ、縁者を頼ってきたアビゲイル。3人の
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母を亡くした時、 僕は遺骨を食べたいと思った。(2018年製作の映画)

3.5

男って…
皆さんが観た感想とちょっと違う感想を。
まず身近な人を亡くす、見送る経験は年を取れば段々と増えては来るけど、実際に自分が喪主・施主となってという方はそう多くないと思います。又この作品の様に紅
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七つの会議(2018年製作の映画)

4.5

池井戸ワールド&お馴染み豪華キャスト、最初から最後迄どんでん返しの連続の様な展開。一時と飽きることはない。
香川さんの対決も見ごたえばっちりだし、登場シーン少ない方もぴったりな役。本当にこのチームは適
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洗骨(2018年製作の映画)

4.0

葬儀、法事、大人になるとそういった類の関わりも出てくる。結婚している人なら夫の妻の家のやり方等体験してみて「うちとは違うなぁ」と感じる事も多いかと思います。
ただ、この作品にある「風葬」「洗骨」は今の
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天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.0

今の時代だったら「女流作家」は珍しい事ではないし受賞対象にもなれる。だけどこの作品の時代、まだまだ「女性」というだけで見えない壁は存在していた。
老夫婦と呼ばれる年代になった二人に大事件「ノーベル賞受
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夜明け(2019年製作の映画)

3.7

それぞれの心理状況が垣間見れる感じがしました。
突然現れた青年はシンイチと名乗った。哲郎にしたら息子じゃないけどシンイチ。過去の想いと今目の前にいるシンイチどこか重ねていたいという気持ち。事実を知って
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マイル22(2018年製作の映画)

3.5

マーク・ウォールバーグが出てるとつい目で追ってしまう。
多分あのキリッとした眉に目がいっちゃうのが理由かと自己推理。だけど今回はそこまでキリッじゃなかった(笑)ナチュラル眉。
今回は影の組織でありつつ
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

4.0

北海道出身の大泉洋さんが同じく北海道出身の鹿野さんを演じる。大泉さんの北海道弁がそこに鹿野さんがいるかのようにも見えてくる。
『障害者が楽しんじゃいけないのかよ』も『鹿野さんは何様なの』も言えそうで言
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未来を乗り換えた男(2018年製作の映画)

2.7

現代なんだけど昔?と行ったり来たりしている感覚になる。
ナチスの時代とドイツ難民、オーバーステイ、違法在留とごっちゃ混ぜにした感じと言うのでしょうか。日本に住んでいると、海外=海の向こうですが、大陸の
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

5.0

迷子の少女が話せない役なので、表情や目での演技なのですがもううるうる誘う素晴らしい演技。
そこに正直者のおじさん、放って置けなかった。なんとか手掛かりを探して帰してあげたいと奮闘するも、インドとパキス
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愛唄 ―約束のナクヒト―(2019年製作の映画)

3.5

突然限られた時間を告げられたら?
年齢関係無く動揺や戸惑い、どうしたら良いのかわからないと思う。人に言える人、言えない人どちらも間違いじゃない。
絶望の中で知り合った彼女はどうだろう。揺れる想いを横浜
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静寂を求めて −癒やしのサイレンス−(2015年製作の映画)

2.0

様々な考え方があるので、人それぞれ感じ方が違うという部分を頭に置いて観ることをお勧めします。
「静寂」これをどこまでの音を言うのかが難しい。田舎の鳥や虫の声がする環境が静寂という人もいるだろうし、それ
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ブレス しあわせの呼吸(2017年製作の映画)

3.9

実話&監督ご自身のお父さんのお話
この時代、病院から出ることはあり得なかったことを可能に変えた大きな一歩を彼だけでなく、支える皆がいた事に今は感謝す人がいるはずです。
とは言えハラハラしてしまうシーン
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