ゆうすけさんの映画レビュー・感想・評価

ゆうすけ

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(1954年製作の映画)

3.9

ザンパノの終始気性が荒くクズ満載の性格にはイライラさせられるけど、そんな男のラストの涙が全てを物語る
人は1人では生きていけない
気づくのが遅いんやーー

愛なのに(2021年製作の映画)

4.0

まっすぐな愛も歪んだ愛も全部愛
古本屋内での多田と岬の空気をずっと見てたい、同じ店内で盗み聴きしてたい、きっとあのメガネのおっちゃんもずっと盗み聴きしてたんかな
3年前「佐々木、イン、マイマイン」で心
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.8

part oneの眠くなるムードを帳消しにするくらい早い展開でアクションも多くて体感4時間あったくらい盛り沢山
前作より血縁関係と宗教みがドッと強い
ポールが信頼を得て崇められて行くスピードが早すぎて
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.9

ザ夏な舞台に切ない数週間の恋
アレックスからしたら悲しい出来事ではあるけど、良くも悪くも一生忘れることはないんやろなあ、知らんけど

ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.0

なんやかんやで泣けそうで泣かれへん感情移入が難しい映画やった
題名の「ソウルメイト」がまさにメイン2人の友達でも親友でも家族でもない関係性にピッタリ

スケアクロウ(1973年製作の映画)

4.3

刑務所から出て来たばっかりの喧嘩っ早いマックスと元船乗りの陽気なライオンの性格真逆の男たちのロードムービー
ほんまに暑くないん?ってくらい服着すぎなマックス
次第に距離が近くなる2人やったけど、その後
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欲望の中の女(1981年製作の映画)

3.3

大きな目に緑の瞳が美しすぎる
音楽と裸を堪能する夢オチの官能的な映画
美エロ

アニエスによるヴァルダ(2019年製作の映画)

4.0

アニエスヴァルダによる自身の作品や映画に対する思いを語るこれ以上ない遺作
5時から7時までのクレオの撮影秘話
彼女が撮影した人、モノ、場所全てにリスペクトしてるの感じた
3つのキーワード「ひらめき」「
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殺しが静かにやって来る(1968年製作の映画)

3.7

西部劇のトランティニャンもシブすぎる
砂埃まう荒野じゃなくて雪景色に染まる血
まさかのまさかの容赦ない結末…

ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

3.9

ギャング×武士道×ヒップホップ
老いたギャングが真剣な目でアニメ見てるのも陽気にヒップホップ口ずさむのとか、唯一親友が異言語で言葉通じなくても話通ってるのもおもろい
CDを入れる動作かっこいい

パプリカ(2006年製作の映画)

4.0

色んな映画のオマージュのようなシーンもあり、この映画自体が夢のような構造で奇妙さがあった

幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.3

どのシーンでも鮮やかで綺麗なお花と最低な旦那が対比のようで、あんたなぁにしとんねんなぁ映画
奥さんの時と浮気相手が奥さんになってからの音楽の対比
トランジションの切り替わり方が色が滲んでいく感じでオシ
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猫は逃げた(2021年製作の映画)

3.6

足攣った時の対応の速さに夫と浮気相手の差が出てたなぁ
今泉作品ということで一旦みんな集合することを心待ちにしてた自分がいた

ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

3.8

アニエスヴァルダの生活範囲のドキュメント
場所はパリのダゲール
やけどもパリ出身者はおらず、地方の村出身者が多いところが日本の東京と似てる
若い頃美女やったの漂う物哀しい表情してた香水屋のおばあちゃん
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

4.3

タイ・台湾・香港映画とはまた違うベトナムの湿度があって、汗ばんでおでこに張り付く髪の毛とかが艶やかに見えた
セリフ少ないけど淡々と映し出される生活と建築様式に魅了される
幼少期と同じく10年後でも長男
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豚が井戸に落ちた日(1996年製作の映画)

4.4

売れない小説家とそれに恋する女性とその小説家と不倫する妻とその夫からなる群像劇
嘘と強すぎる思いは怖い
流れてくる曲の選曲がいい
終盤でパニックなる
不協和音がパーマネントバケーションみたいな不穏さが
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逃げた女(2019年製作の映画)

4.5

ヌゥっとフォーカスするカメラアングルが特徴的やった
主人公と各々3人の人を会話させて会話はなんて事ない内容やけど、主人公ともう1人の関係性を会話の間とか仕草から見て取れる
おもしろい構成、これで飽きさ
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ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

4.1

南仏港町はモノクロでも美しい
そこで暮らす人々と文化
夫婦が会話する時のカメラワークが多彩で手数多くておもしろい
その夫婦が語る哲学的な愛、深い

水の中のナイフ(1962年製作の映画)

4.2

週末をヨットで過ごす夫婦とヒッチハイクの青年の3人のみの出演
話の展開こそ少ないけど、それを補うヨットと海の画
青年がヨットで仰向けで人差し指挙げて片目ずつ瞑って視点の位置変わる!みたいなん自分もして
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荒野の決闘(1946年製作の映画)

4.0

銃撃戦より人間模様重視ストーリー
バーで演奏されてた曲がいつもゴミ収集車から流れてくる音楽でビックリした
ドクホリデーを乗せる馬車とそれを追うアープと2頭の馬のシーンが見応えある、疾走感すごい

豹/ジャガー(1968年製作の映画)

4.3

初コルブッチ
ポラックの何が起きても動じひん余裕さと佇まいに痺れる
モリコーネの音楽と荒野に馬が走る画にも痺れる
パンパンドンパチで撃ちまくる

太陽の下の18才(1962年製作の映画)

4.0

モリコーネの音楽とともに観るイタリアのザ・バカンス映画
インテリアの色がおしゃれ
海外のビーチはどこも絵になる
どのシーンもおバカコメディで薄暗いバーとかレストランじゃなくて、青空の太陽の下のハツラツ
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

働いて、酒、働いて、酒
ずっとチグハグやったが最後実ってよかった
ウクライナの情勢がラジオから流れるも、オフビート、インテリア、服、間、どれをとってもカウリスマキ
ウィンクにやられた
レンチンミスった
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晩春(1949年製作の映画)

4.6

みんないい関係
今も昔も娘を送り出す父の気持ちって変わらへんのな
ラスト家で1人になった父の姿がどこか切ない
こんなに思いやりあえる父娘素敵です

東京物語(1953年製作の映画)

4.8

約70年前の作品で、こんな生活やったんやって感じることはあったけど、家族関係のシンプルなストーリーやったから内容の古さを感じひんかった
お父さんの言葉と眼がずっと温かかくてラストの紀子との会話がすごく
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ハンナとその姉妹(1986年製作の映画)

3.7

ウディアレンのウディアレンらしい口調はどの作品でもおもしろい
ノーランのバットマンであんなにクールなマイケルケインのこんな姿見れたん貴重

ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

3.6

ちょっと前まで3年間東京で生活してて実感が無かったわけじゃ無いけど、映画の中で街が映った時に「あそこの街や!」「あの通りや」みたいにわかるようなったことで東京で生活してたことをより実感した
リアルタイ
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街のあかり(2006年製作の映画)

3.8

通貨がユーロになってた
ギターにタバコ挟んでスモーク焚いてるのかっこいい
無表情で無口なうえに希望は捨てずメンタル強い主人公やけど、敗者3部作の中では1番報われてない。
そんな主人公に対してインテリア
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過去のない男(2002年製作の映画)

4.0

序盤と終盤の暴漢以外の登場人物がみんな温かい。
他のアキカウリスマキの映画と比べたら会話が多い
アキカウリスマキはたぶん犬派なんやということがわかる

浮き雲(1996年製作の映画)

4.0

夫婦お互いを信じてどん底から這い上がる様に感動した
すごい良い関係の2人
とにかく不幸続きやったけど、ラストでやっと光が見えて嬉しかった
「マッティペロンパー捧ぐ」にグッときた

愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

4.8

踊るカティオウティネン
ロッカー気取りやし、コーヒー中毒すぎるし、健康を祈った乾杯の後で紅茶に砂糖たくさん入れてるし、長い間閉じ込められてた母は無事やし
1時間と映画は短いけど愛おしさがある
車のコー
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.9

アキカウリスマキの中でも特に静かで冷たい映画
冒頭の工場ASMR好き
静かな復讐劇
マッチ工場の描写は細かくあるけど、私生活描写が少ない
ボトルで水かけてスチームアイロン風にしたのが時代感じた

真夜中の虹(1988年製作の映画)

4.0

雪の中閉まれへん幌のオープンカーに乗るついてなさすぎる男は途中からパルプフィクションのヴィンセントに見えてきてた

無事にメキシコつけたんか気になるラスト
テンポよくて淡々としてる

パラダイスの夕暮れ(1986年製作の映画)

4.8

不器用で顔色変えずで温度感低めやけどみんな行動力ある
ごみ収集の同僚も多くを語らずでいいやつやし
インテリアが好き

ビッグ・ガン(1972年製作の映画)

3.8

妻子を殺された殺し屋の復讐劇
カーチェイスのギアチェンジとか追ってる時の時計とか細かい所がかっこいい
ラストのアランドロンの表情が。