しょうさんの映画レビュー・感想・評価

しょう

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Civil War(原題)(2024年製作の映画)

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今年いちばん面白い映画。
あの水に浮かんだ油滴が反射しているようなサイケデリックな色彩感は健在で、常にほんのり不吉な予感がする。銃声がいわゆる抜けの良い気持ちいい音ではなく、冷たくて硬いインダストリア
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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

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最初から最後までずーっと面白かった...なんだろ、相米慎二の映画みたいだった。
ゼンデイヤがスポーツしてる姿が観る前はあまり想像できなかったけど、テニスしてる姿かなりキマってた。ボールがグシャッと潰れ
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Exhuma(英題)(2022年製作の映画)

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面白かった!画面のルックが決まってるし、各キャストのビジュアル設定も良い。ストーリーもよく練られていて、思わずチャン・ジェヒョンのインタビューを韓国語だったけど読んでしまった。
インドネシアでは同時期
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牛首村(2022年製作の映画)

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地元の超有名な心霊スポットがそのまま舞台というだけで妙に嬉しい。90年代Jホラーのムードがあっていて結構面白い。嵐が吹き荒れる駅のホームのシーンとか良かった。ストレンジャー・シングスに乗っかってるのは>>続きを読む

非常に残念なオトコ(2023年製作の映画)

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なんとなく映画の存在を知ってて観始めたら面白くて、最後のクレジットでエイドリアン・トミネの原作だと知ってびっくり。エイジアンアメリカンのラブストーリーという枠組みで同年公開されたPast Livesと>>続きを読む

ペイルライダー(1985年製作の映画)

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いつもの緩いところ(犬の死体、棍棒ファイト)もありつつ、ショットがバシバシ決まって最高なので、その緩さも愛嬌にみえてくる

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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夏子が車を降りるときの軋み、真人がベッドに腰掛けたときの振動、アオサギが水面に着地するときの波紋、異世界に踏み込んだときの緩くなった地面に埋まる足跡などなど、質量をしっかり感じさせる動きがエモーショナ>>続きを読む

Shohei Ohtani - Beyond the Dream(2023年製作の映画)

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大谷翔平は自分を大きく見せることもなくエピソードに色をつけることもない。どっしりと自信が漂っている。これまでの選手の中だとタイプ的には松井秀喜に近いように思う。個人的にはダルビッシュとサバシアの話が人>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

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イスラエルとパキスタンの問題に関心の高いインドネシアでは、ティモシー・シャラメのSNLの件が広く知られており、この映画はインドネシア国内ではキャンセルされていると言ってもいい。お客さんはまばらだった。>>続きを読む

フィツカラルド(1982年製作の映画)

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ジャカルタのkineforumで観た。陸地を船を曳いて横断するシーンは圧巻というより唖然とした。凄いことをやってるのはわかるけど実写でガチで撮るとあれあれこれ凄いのか?っていう...船を曳くシーンが見>>続きを読む

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

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服装、髪型、表情、体つき、肌の質感からくるノラのエイジアンアメリカンらしさは見事。それに比べてヘソンとかアーサーは少し造形が雑なような。脚本も少し端正にしすぎて、ただただ内容が薄いような...余白があ>>続きを読む

スリープ(2022年製作の映画)

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チョン・ユミとイ・ソンギュンが主演ということで期待して観に行ったけど、映画としては面白くなく...90分と短くて助かった

抱きしめたい 真実の物語(2014年製作の映画)

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ずーっと画面が凄くて、ときどき暴発したかのように暴力が起こるとんでもない傑作だった。あとニコニコしながら何度も知ったふうに話しかけてくる正体不明な寺門ジモンとか不気味以外の何物でもないだろ。

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