Makiさんの映画レビュー・感想・評価

Maki

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恋愛適齢期(2003年製作の映画)

4.0

私もあんな50代になりたい。エリカ(ダイアンキートン)は、スタイルがよくてセンスがよくて知的。魅力が溢れていたな。

失恋したあと「傷つかないようにしなきゃだめよ」と言う娘に向かって、「うまくいかない
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

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遅ればせながら、ようやく鑑賞。
人間の真理。

原作を読んでいたので、みんなが言うように、原作とはまるでちがう作品だと思いながら観た。でも、映画鑑賞後に読み返すと、本を読みながら線を引っ張った箇所と通
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

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平山さんは、くり返しの中に小さなドラマと美しさを見出していている。でも彼からしたら、きっとそれは自然な営みであって、探そうとしてやっているわけでないのだろうけど。

あと、よく考えたら当たり前なんだけ
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

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親友みたいな親子関係に憧れる。自分と同じ8歳の母に会い、ふたりはより親密になった。

場所はいつも旅先だった(2021年製作の映画)

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ただ、シンプルに旅がしたくなりました。

旅の中では、かならずハプニングはおこるものとおおらかに捉え、気の向くままに新しいものや人、風景との出会いをたのしむこと、普段の忙しさのなかで忘れていた自分らし
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青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

優子ちゃんのきもちがすごくよくわかったな。何をやってもそこそこセンスよくできてしまうけど、"これ"と腹をくくれるものが見つからない。器用貧乏な女の子の葛藤。
でも、センスがよく完璧な母にも、若かりし頃
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劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション(2010年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

みんなは壊れなかった世界をみつめました。そして、その世界をどれほど愛しているかを考えていました。

海、森、雨、そして風、太陽に草に苔、そういうもののない世界など、考えられません。

それから思いまし
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ちひろさん(2023年製作の映画)

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ーそう
と放っておくことのできるやさしさが特長的だった。突き放すのでもなく、相手に無関心なわけでもなく、ただそっとそのままを迎え入れるやさしさ。
言うまでもないけど、綾さん、ちひろさん、多恵さん、店長
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エルヴィス(2022年製作の映画)

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音楽は疎いので、エルヴィスの楽曲のうち『Can't Help Falling in Love』しか知らなかった。おだやかな音楽を歌う人だと思ってたから、映画を観て印象が変わった。壮絶な人生……。

土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

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噂のとおり、とてもよかったです。お客さんの年齢層も高めで、なんとなく落ち着いた空気感のなか、じっくりと映画をたのしむことができた。

年々加速する時の流れ。若さ、未熟さゆえについ生き急いでしまう毎日。
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おらおらでひとりいぐも(2020年製作の映画)

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旦那さんに先立たれたあとの生活。

ひとりで自立して自由になることがしあわせなのと言うのもわかるし(強がっている?)、もし旦那さんが生きていたとして2人で老後をのんびり過ごしたり、いっしょにいろいろな
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恋する惑星(1994年製作の映画)

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印象的な音楽、真似をしたくなる俳優たちの衣装や設定。久しぶりに映画らしい映画をみた。

シンプルメン(1992年製作の映画)

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いつかハル・ハートリー3部作を観てみてほしいとすきな大人の方にいわれて、みてみた。最後よかったな…

抱きたいカンケイ(2011年製作の映画)

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ナタリーポートマンのお医者さん役かっこいい。強がってしまうのよくわかるなぁ。

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

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花束みたいな恋をしたみたいな映画だな〜と観ていたけど、今しかできないことをしよう。という意志みたいなものが感じられる、とてもいい映画だった。

スピンオフも観たくなってる

カモン カモン(2021年製作の映画)

3.5

星の子供あそこでぼろぼろないた。
子どもって鋭い、全部みえてる。嘘がつけないな。ホアキンフェニックスの愛情深さが滲みでている男らしさ、ほんとうにほんとうにすてき。

わたしも、この映画もう一度観たいひ
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宮本から君へ(2019年製作の映画)

3.6

いやーだいぶ良かったです
お願いだから、ここでおわって……と思ったところできもちよく終わり(もうすこし観たいんだけど間違いなくここが美しいよなと思う本当スレスレのライン)

エンドロールも、最高だった
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大丈夫であるように ─Cocco 終らない旅─(2008年製作の映画)

3.8

そんな華奢な身体では、受け止めきれないのではと心配になるほど、本当に多くの人の悲しみや想いをどこまでもどこまでも受け止め歌にして、生きている人。

どうにもならない現実や、目の前で起きている問題を一生
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

3.8

音楽、カメラワーク終始不穏な感じで、所々に描かれている幸せなシーンにも、どこか不安を抱えながら観ていた。

でも…かなりよかった。普段なら嫌いな、不穏で、不安で、脆そうで、壊れそうな作品全体を包みこむ
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偶然と想像(2021年製作の映画)

3.2

「扉は開けたままで」のためにひとつめとみっつめの話があるように思えるくらい、わたしにとってはふたつめの話がとても輝いてみえた。よくもまぁこんなにちょうどいい知名度、ちょうどいい演技力の俳優さんを集めた>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.5

どうしてこんなに師匠と弟子の関係性に憧れるのかなあ。やっぱり時代的なものがありそうだけど、互いに怒ること、怒られることを容認し合い成り立つ関係性が心底羨ましいなと思う。
今の時代、時間もないから、怒ら
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まわり道 4K レストア版(1975年製作の映画)

2.4

ねむってしまった。こういう映画もたまにはいいもんだな。と思った

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

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IMAXは一アトラクションですね
音が振動していて、客席がめちゃめちゃでかい、すこしラウンドしたスクリーンは本当に巨大すぎて、まるで目の前にあるような、その場にいるかのような錯覚。大きな建物が映ったシ
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

3.8

momとルパートの心が、ようやく通ったときの音楽がSTAND BY MEだったのがすごくよかった。ストーリーを追うごとに、ジョンにもルパートにもいつのまにか強く感情移入してしまってた。ジョンのmomル>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

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ホルガに到着した辺りの画角、宗教画、建物や図柄のシンメトリーに美しすぎて泣けてきたのですが内容やエンドロール、性的なシーン含め、もっともっと美しくあってほしかった。(欲深くてごめんなさい)

NARA:奈良美智との旅の記録(2006年製作の映画)

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よかったです。
奈良さんが話しているときのユーモアセンスが好きだなぁと思ったし、やっぱりどこか、その場で瞬間的にはきだしきれない感情や孤独や秘密を内に秘めていて、それを大切に持っているひとが表現へと向
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LIFE!(2013年製作の映画)

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雪ヒョウがあらわれたときに、シャッターを切らずただじーっと、その一瞬を大切に大切に味わうかのように何もしないを選択したショーンの目はおだやかであたたかかく、そしてとても静かだった。

映画 聲の形(2016年製作の映画)

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映画で題材になっていたようなあからさまないじめとはあまり関わってこなかったけど、主人公の子がふさぎ込み、自分はここにいるべきではないと思いながら高校生活を送っているときクラスメイトの顔がみんなバッテン>>続きを読む