ワシさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.5

序盤の怪獣退治のノリは好きだが、次第に楽しめなくなる。
命懸けで人間を守る外星人の話だとすると、地球に縁も由も無いウルトラマンが、そこまで体を張るのは何故なのか?
その理由がよくわからず、観ていてモヤ
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ワールド・ウォーZ(2013年製作の映画)

3.0

世界規模で巻き起こるゾンビパニックを描いた作品。
押し寄せる大群ゾンビは凄まじい迫力。
とにかく見せ場には事欠かない。
しかしそれが裏目に出て、終盤の研究所シーンは地味に見えたなぁ。
ブラピによるブラ
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

4.0

アクション満載の人質奪還&逃亡劇。
タフガイ傭兵が撃って走って大格闘。
やってることは『ランボー』シリーズみたいな脳筋アクションだが、子を思う父の要素が加わり、それとは一線を画してる。
予想外に面白く
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アングスト/不安(1983年製作の映画)

2.5

制作された80年代初頭はスラッシャー映画全盛期。
当時としては、かなり異色な作品だったのでは?
殺人鬼の内面や行動が克明かつリアルに描かれる。
一部始終を執拗に追うカメラワークが印象的。
犯行の理不尽
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点と線(1958年製作の映画)

2.5

映像も展開も、隔世の感を禁じ得ない作品だった。
なんか全体的にのんびりした感じなんだわ。
原作小説は読んでないけど、謎が解明されていく紆余曲折はよく描かれてたと思う。
個人的には作品を覆う趣や情景、人
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ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.0

予想してた以上に面白かった。
映像も見せ場も派手だし、女性キャラへの変更も気にならなかった。
旧作を意識した作りやカメオ出演は心憎いねぇ。
あんな道具や核まで扱うとか、テロリスト認定待った無しじゃん笑
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犬鳴村(2020年製作の映画)

1.5

そもそも犬鳴村伝説をよく知らないからなのか、怖い話に思えなかった。
さらに何が起きてもさほど表情が変わらない主人公を筆頭に、作中で「恐れ」の感情表現が乏しく、せっかくの恐怖シーンも盛り上がりに欠ける。
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

祝祭ホラーという点から、すごく昔に観た『2000人の狂人』って作品を思い出した。
テイスト全く違うんだけどね。
んで、華やかな祝祭の裏にある不安や不気味さが、この作品ならではの恐怖となって迫ってくる。
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.0

これまでガンダムにほとんど触れてこなかったワシは、ガンダム作品に「一見さんお断り」な先入観あった。
実際、この作品を観始めてからも、とっつきにくさのような感覚があった。しかし慣れてきたのか、次第に群像
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

冒頭部分の会話で「コレってシャム双生児みたいな話では?」と思った。
すると本当にソレっぽい話で「なーんだ」と拍子抜け。
昔そういうネタの作品あったよね。
そんな偶然もあってワシ的には意外性が感じられず
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さくや 妖怪伝(2000年製作の映画)

2.5

今観ると『あずみ』や『鬼滅の刃』っぽい雰囲気が感じられる。
クールな美貌と相まって決めポーズはカッコいい主人公。
しかし殺陣が残念でもったいない。
やけに童話的でコミカルな部分は気になるが、特撮をはじ
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マルナシドス -ゾンビの谷-(2020年製作の映画)

2.5

内戦してた時代のスペインが舞台ってことで、激しく戦う内容を期待。
しかし割りとマイルドな味わいで、ワシ的には少々物足りなかった。
内戦のこととか知らなくても楽しめるけど、国籍に絡めた人間関係の意味がよ
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シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

3.5

劇場公開当時、原作の再現度がすごいって話題だったね。
確かに原作のまんま。
ファンには嬉しい出来。
ちょっとエッチでギャグ満載。
もちろんアクションも抜かりなしで面白かった。
エンディングに『Get
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極道大戦争(2015年製作の映画)

2.0

予告動画見て変な作品だと思ったが、やはり変な作品だった。
任侠映画の可能性を広げるという意味では、ユニークなアイデアで楽しい。しかし中盤以降の意外な展開には驚きと共に戸惑いを感じ、予想外の結末は呆気に
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ウォーキング・ゾンビランド(2015年製作の映画)

2.5

クオリティ低めで明らかにB級。
終始ユルいノリで、有名ゾンビ作品をイジって茶化してギャグにしてる。
元ネタ知ってりゃ多少笑えるだろうけど、アメリカンなノリは時々意味不明だったりもする。
ワシは2度ほど
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.5

アクションたっぷり。
笑いの要素もあり、こんな楽しい内容なんて知らんかった。
威風堂々に合わせて頭が吹っ飛ぶシーンがトチ狂ってて最高!
物語は格差社会を下敷きにしてると思うんだけど、王女の尻穴オチは「
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コンジアム(2018年製作の映画)

2.5

やってる事はオバケ屋敷探索なんで、そこに新鮮さは感じられない。
だがライブ配信というアプローチは目新しい。
配信者たちは多数の視点から動画を撮影してるので、POV作によくありがちな映像の単調さが軽減さ
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オブリビオン(2013年製作の映画)

3.5

荒廃した地球のパトロール業務から話はどんどん広がり、二転三転する物語に引き込まれて面白かった。
トムさん主演作って自分だけ目立つ内容になりがちな印象だけど、あまり気にならんかった。
未来的な映像も素敵
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黄龍の村(2021年製作の映画)

3.0

ありがちなホラー作と思いきや、トリッキーで動きのある内容。
「ネタバレ厳禁」って惹句も納得だわ。
阪元監督らしい多彩なキャラクターや軽快なノリも快調で、最後のオチまで飽きさせない。
70分なんてアッと
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最強殺し屋伝説国岡 完全版(2021年製作の映画)

2.5

とある殺し屋の非日常な日常を描くドキュメンタリー風アクションコメディ。
依頼ごとに小エピソードが積み重なり、ヤバい事態に陥ってく展開に引き込まれる。
殺し屋たちのキャラも個性的でイイ。
ラフな作りは動
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

2.0

阪元監督本来のスタイルを崩してる感じがして、なんか違うなと思った。
主人公達のワチャワチャした暮らしぶりは作品の魅力のひとつだが、今回は冗長に見えた。
そして多彩なキャラは皆、主張が強すぎて消化不良起
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.0

殺し屋って殺伐とした雰囲気をイメージしがちだが、この作品はポップでキュート。
正反対キャラの殺し屋女子2人が作り出す、可愛さとルーズさを兼ね備えたノリがイイ感じ。
それでいてアクションは超本格派。
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ある用務員(2020年製作の映画)

3.0

阪元裕吾監督作を初鑑賞。
低予算でチープさは否めないが、アクションシーンはアツい。
さらに脇役キャラがどれも個性的で、キャラものとしても楽しめたりする。特に、前野朋哉さんが演じたキャラは完全に主役食っ
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.0

ハズレもままあるNetflixの中では(ゾンビ嫌いじゃなきゃ)当たり。
傭兵、父娘の葛藤、カネ目当てなど、どこかで見たよな設定やシチュエーションだが、演出や見せ方でこうも面白くなるか。
ゾンビ王が登場
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第8日の夜(2021年製作の映画)

2.0

予告を見ると魔物封印の物語みたい。
それに手斧を持つ男が登場することから、呪術戦や格闘バトルを期待。
しかしそんな激しさは無く、割と地味めの内容。
韓国版エクソシスト風ホラーって感じ?
雰囲気や迫力に
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性の劇薬(2020年製作の映画)

2.0

冒頭から青年が全裸拘束。
謎の男に体をイジられ喘ぎまくる。
何だコレ!?そういう嗜好の方向けの作品なの?とドン引き。
呆気にとられつつ観てたら、やがて物語は取ってつけたよな純愛路線へ。
喪失感の反動で
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探偵はBARにいる3(2017年製作の映画)

3.0

女、ススキノ、ヤバい依頼。
今回も雪のススキノを舞台に、大泉洋さん演じる探偵が酷い目に。
松田龍平さんの高田のトボけた味もいいね。
二人の好対照なキャラは、もはや名コンビ。
作品の、シリアス過ぎずフザ
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ROOM237(2012年製作の映画)

2.0

故スタンリー・キューブリック監督の『シャイニング』への考察を羅列したドキュメンタリー。
どの考察も興味深く「いろいろあってみんないい」って感じ。
でも鑑賞後『シャイニング』への理解が深まった感じはしな
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ガメラ3 邪神<イリス>覚醒(1999年製作の映画)

2.5

地球を守るガメラの戦いの、負の側面に着目した物語は興味を惹く。
さらに渋谷の惨劇や京都駅破壊など、特撮は前作以上の見応え。
しかしどうも物足りない。
重要人物の少女が途中から居ないも同然。
そのせいで
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ガメラ2 レギオン襲来(1996年製作の映画)

3.0

自衛隊全面協力でリアルさや緊張感が爆アゲ。
3部作では一番好きな作品。
人々が怪獣殲滅に奮闘する姿がメインで、ガメラの出番は控えめ。
破壊と爆発の特撮も凄くて注目だが、ホラー演出の効いた小型レギオンの
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ガメラ 大怪獣空中決戦(1995年製作の映画)

2.5

平成ガメラ3部作は今回が初見。
昭和の怪獣映画と一線を画す出来なのは分かる。
しかし公開から既に30年が経過。
しかもオッサンの目で観る初見ということもあり、着ぐるみ怪獣の動きに、どうしても緩慢さを感
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ダウンレンジ(2017年製作の映画)

2.0

人間狩り系の話って過去にもあったね。
シチュエーションが代わり映えしない中、恐怖や緊張感をどこまで引っ張れるかがポイントだと思うが、ワシは物足りなさを感じた。
狙撃者気まぐれ過ぎだな。
狼の登場は意味
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娼年(2018年製作の映画)

1.5

女性の性の主体性や多様性とか、肌を合わせて深まる理解とか…
言いたい事はわからなくもない。
でもそうした心理描写を伴うデリケートな部分が、AVばりの露骨な性描写でぶち壊しじゃないかい?
もうね、性行為
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

2.5

知る限り園子温監督作って色んな要素ぶっ込んで乱脈な印象。
本作も安定の混沌ぶり。
見応えあったが流石に4時間はダルかった。
結局人間は空洞。
つまり空っぽな存在であり、様々な思想信条や価値観で愛の形も
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.5

人と人とが殺し合う戦場を再現した、まさに戦場映画。
そのリアルさやスケール感は圧巻。
美しい映像も素敵だし、込められたメッセージも深く重い。
「戦争は老人が始め、若者が死ぬ」という誰かの言葉を思い出し
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

2.5

恨みや怒りに満ちた物語の割に、意外とアッサリしてた印象。
逆にソレが怖いとも言えそうだけど、ワシは物足りなく感じた。
復讐シーンは評判通りの流血ぶり。
そんな残酷さ・冷酷さに応じたリアクションがあって
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