東京計画2022さんの映画レビュー・感想・評価

東京計画2022

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関心領域(2023年製作の映画)

4.5

壁を1つ挟んだ向こうは、この世の地獄。そう考えると「なぜ、そんなに近くにあるのに気が付かないのだ」と僕ら後世の人間は思うのだけれど。

距離と関心は相関関係しない。
どんなに近くても見過ごすことがある
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民族の祭典(1938年製作の映画)

3.5

東京オリンピック1964の映像でも思ったんだけど、昔のオリンピックってある種の神聖さ、神事のような趣があるよね

意志の勝利(1935年製作の映画)

4.0

均整のとれた全体主義に、一種の感動を覚えてしまうのは僕だけでは無いと思う(マスゲームにも同じものを感じるだろう)。しかし、これはまやかしの姿。プロパガンダ映画の怖さが滲み出ていると思った。

ロブスター(2015年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

春琴抄みたいな話…と見せかけてのラスト。どう解釈するか。

いじらしい話だと思うんだけどね。相手に近づきたいから、と共通点を見つようとする姿は。健気でもある。

でも、だからこそ、どうなんだろう。
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私の名は、塩(2013年製作の映画)

4.0

太古から受け継がれてきた人間の営み。これまでも、これからも、あの人たちは塩を作り続けるのだろう。

フリー・ガイ(2021年製作の映画)

3.5

これぞ王道のエンタメって感じの映画。笑いあり、涙ありって感じの。何も考えずに楽しめる作品

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

障害者はかわいそうで、健常者はそれを憐れむべきものだという一種の見方のことを「感動ポルノ」って言ったりする。

割と最近、この認識が広まったように思うけど、まだまだ障害者=かわいそうな人だと刷り込まれ
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バーディ(1984年製作の映画)

4.0

アルはアルで、バーディはバーディだった。ただ、それだけ。それだけなのに、ラストはめちゃ笑えるし泣けてくる。

秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.0

時代背景が違うのは当然として。言葉の一つ一つに、相手を思いやる様子が伺えた。不器用だけど。

“俺がメシ炊いてやるから”

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.5

"わたしたちの兄弟よ。ある人が自分には信仰があると称していても、もし行いがなかったら、なんの役に立つか。その信仰は彼を救うことができるか。ある兄弟または姉妹が裸でいて、その日の食物にもこと欠いている場>>続きを読む

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

4.0

こんな感じの、観てるだけで頭がこんがらがってくるような、分かるんだけど分からないような、そんなものづくりがしたくなる映画。すごいなぁ。

スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

3.5

まぁ、1ヶ月もマクドナルドを食べ続ければ、健康に悪いだろうと(逆に1ヶ月毎日食べても問題のないものを探す方が難しそう)。

ただ、途中に差し込まれた「ファストフード店だけの責任か? 自己責任と企業責任
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桜田門外ノ変(2010年製作の映画)

3.0

公開初年度に父と。やたら血が噴き出る映画で、内容よりもそのことしか頭に残ってない

メメント(2000年製作の映画)

4.5

我々は見えるものよりも見たいものを信じる生き物。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

決定論的世界における、自己の使命を認識したうえでの決断こそ、僕は「自由意志」と呼びたい。

アヴリルと奇妙な世界(2015年製作の映画)

3.0

スチームパンクアニメーション。好きな題材なんだけど……

スローターハウス5(1972年製作の映画)

4.0

4次元世界を生きるとは、こういう感じなのかも知れない。現在も過去も未来も全てスイッチングしていく。自分でコントロールはできない。

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.0

極右と極左は紙一重と言われるように、過激派のヴィーガンと人肉に味を占めた(文字通り)肉屋の夫婦は、実は同じようなもの。どちらも自分の主義主張のために、その他を顧みない様は、昨今の政治状況を皮肉ってると>>続きを読む

シックス・センス(1999年製作の映画)

3.0

幽霊を否定的にも肯定的にも捉えるのでなく、ただそこにいるものとして描く。それにしても、まったく気が付かなかった。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.5

彼にとって学問は唯一、信じられる「絶対的」な世界。不確かな人間の愛よりも、そこには絶対的な「真理」がある。

真理は僕を惑わせたりしない。日によって、答えを変えることもない。唯一、信じられるものがそこ
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時の支配者(1982年製作の映画)

3.5

双子のパラドックス(ウラシマ効果)を土台に、時空の歪みによる神秘体験を描こうとした本作。

ただ、同じ世界線上に2人の同一人物が出ていたり(特殊相対性理論ではありえない)、ストーリー上の脱線が多かった
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星を追う子ども(2011年製作の映画)

2.5

神話オールスターズという感じ。設定は面白いんだけど…

ジェロニモ(1993年製作の映画)

4.0

“たとい人が全世界をもうけても、自分の命を損したら、なんの得になろうか。また、人はどんな代価を払って、その命を買い戻すことができようか。(マタイによる福音書 16,26)”


ゲイトウッド中尉のセリ
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特攻サンダーボルト作戦(1976年製作の映画)

3.5

エンテベ作戦は、亡くなったイスラエル特殊部隊の指揮官の名前をとって「オペレーション・ヨナタン」と呼ばれている。

そう。その人とは現在のイスラエル首相、ベンヤミン・ネタニヤフの兄。

もちろん、個人的
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パレスチナ1948・NAKBA(ナクバ)(2008年製作の映画)

3.5

中東問題を論じるときに避けては通れない光と影の話、ナクバ。

2000年のディアスポラ(離散)を経て念願の国家樹立を果たした民族がいる一方で、土地を追われ自分たちが逆に離散の民となったものもいる。
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ドラえもん のび太とブリキの迷宮(1993年製作の映画)

3.5

この映画、本当の見どころはロボットたちがブリキン島をWW2さながらの攻撃をするところなんだよね。硫黄島の戦い、キスカ島・アッツ島の戦い、バトルオブブリテン、スターリングラード…

リターン・トゥ・スペース(2022年製作の映画)

3.5

“People think that technology just automatically improves. It does not automatically improves. “

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.5

観た後に何かが残ったかと聞かれたら、ちょっと答えにくいんだけど。Everybody needs somebody のフレーズがずっと頭の中で響いてる。

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