あゆカマキリさんの映画レビュー・感想・評価

あゆカマキリ

あゆカマキリ

恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.2

香港旅行のためにせっかくなので再視聴
2回目だと1回目に気づけなかったポイントに色々気づけて楽しい
それこそ、後編の主人公が前編に出てきていたり

ウォンカーウァイの映像の美しさ、スタイリッシュさは言
>>続きを読む

天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

4.0

恋する惑星とのいろんな繋がりというか対の関係が見られる
特に同姓同名、なんなら同じ俳優の演じるモウなんか完全なる魔反対のキャラになっている

個人的に内容はこっちの方が好き
ウォンカーウァイ流の映像の
>>続きを読む

プロジェクトA(1983年製作の映画)

4.2

これCGなしアクションなのすごすぎ
延々と続くドタバタコメディの中にも魅せるアクションが織り交ぜられててすげー

燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

3.6

ブルース・リーの動きが癖になる
アクションは安心感がありすぎてあんまハラハラしなかったけど、最後の決戦が鏡の空間なのは新鮮で良かった
ラスボスのおじさんがモブっぽいのがなんとも

シン・ゴジラ:オルソ(2023年製作の映画)

4.0

おれは何回観るんだこの映画
今回はオルソ版を視聴(オルソに限った点数と感想です)

蒲田くんをはじめ、色覚的なグロテスクさをシン・ゴジラではみることができるので、その点は魅力半減という感じだった(進化
>>続きを読む

バットマン フォーエヴァー(1995年製作の映画)

3.1

シリーズ3作目にして監督と主役交代
蛇足の部分が個人的には長く感じてしまい、乗り切れなかった

前2作の監督ティム・バートンのコミカルタッチと毒々しい狂気は唯一無二だし、それが原作バットマンととても相
>>続きを読む

バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

3.8

どうしても1作目のジョーカーと比べると物足りなく感じてしまうが、それでもキャットウーマンやペンギンの演出に華があるのはティム・バートンの世界感あってこそ

そして私大好きなミシェル・ファイファー、永遠
>>続きを読む

バットマン(1989年製作の映画)

4.3

ジャック・ニコルソンの怪演が本当に素晴らしい、何回観ても前回を超えて面白くなる
ティム・バートンの圧倒的色使いセンスもコミカルなのに不気味な世界観も健在
ビビッドな色での毒々しい表現は彼が1番
原作バ
>>続きを読む

砂の惑星(1984年製作の映画)

3.5

世界観はすごく良いのに、正直話が端折られすぎててわかりにくすぎる
この短い時間でできる内容じゃない、4時間のディレクターズカット版観たかったよ
制作段階でのミスマッチみたいな話あるけどその通りな気がす
>>続きを読む

逆噴射家族(1984年製作の映画)

4.6

戦闘態勢に入った時の各々の武装衣装は個性的で良いのだが、特に母の武装デザインがめちゃくちゃ良い、昔の特撮に通じる良さがある
そしてそれを自分で考えてやったと物語に寄り添って捉えるとなお笑える
ちょくち
>>続きを読む

ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

3.7

YouTubeに上がってるボブディランのレコード映像がかなりお気に入りなので、そのシーンがこの映画で豪華解説付き(裏話もあり)で観れて満足
ボブディランが笑ってるカット見るだけでホッコリする

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

音と映像の迫力や演出は流石だった

難しいとか言われてるけどほぼいつものノーランなのでそんなことはない
そのため物語は理解したうえで、ノーラン調の構成に関しては他の作品の方がよっぽど魅力的だし、わざわ
>>続きを読む

ゴジラVSビオランテ(1989年製作の映画)

4.2

かっこよさ・グロテスクさ・美しさを兼ね備えた最高に厨二心をくすぐるビオランテ
素晴らしいデザイン、これだけで観る価値がある

純粋さと不気味さを同時に感じる子供たちの夢のシーンからのゴジラテーマ曲、こ
>>続きを読む

蝸牛(2019年製作の映画)

2.4

クレジットにも出てきたかたつむり君だけど、かたつむりだとテーマと微妙に違うじゃないのってちょっと引っかかった
あんま好みの描き方ではなかた

大脱走(1963年製作の映画)

4.3

飽きずに常に前のめりで見れる、ずっと見てたい
ヒルツがかっけぇ

ルパン三世 ルパンVS複製人間(1978年製作の映画)

4.2

子供の時怖かった記憶だけど今見るとめちゃくちゃ面白い
アニメーションは動きこそ少ないが、アンバランスなキャラクターデザインとコメディなタッチが完全にマッチしてて最高

最終決戦前のルパンと次元の会話に
>>続きを読む

ヴァンパイア(2011年製作の映画)

3.6

海外での撮影、言語、人物でもここまで岩井俊二の空気感が出るのかと驚き
繊細な言い回しと孤独感、そして岩井俊二ならではの映像の美しさ

追い詰められて削られていって最後に残った欲求みたいなものが見え隠れ
>>続きを読む

モスラ対ゴジラ(1964年製作の映画)

3.8

なんてったってモスラのデザインが良い
孵化する時ちゃんと幼体なのも、そしてそのデザインがグロテスクなのも、特撮って感じでうれしい

モスラ成体との戦いはかわいげがあるし、幼体との戦いは個性出てて怪獣感
>>続きを読む

福田村事件(2023年製作の映画)

4.7

立場と考えと集団心理と時代背景とを完全に描ききってる

森達也監督の作品は今までのドキュメンタリーでも際ど い細部まで描写しきることで圧倒的な迫力を有していたが、フィクションでも健在

特にストーリー
>>続きを読む

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)

3.6

普通に面白いんだけど、初めのメラニー宅の会話シーンが良すぎて後半にかけてその期待値を超えてこなかったって印象
逆に言えば序盤が好みすぎたわけだけど

音楽が良い、あと車の中のシーンも
やっぱりタランテ
>>続きを読む

ハッピーアワー(2015年製作の映画)

4.2

小説のような映画、本当に素晴らしい
抑揚のないストーリーの中に奥行きを感じる濱口監督の作風が大好き、邦画ならではの良さも満載
僕が好きなヒューマンドラマって本当にこういう作品だと再確認した

本当に良
>>続きを読む

ソナチネ(1993年製作の映画)

4.7

沖縄との景色の対比、暴力描写、コメディ要素そして物悲しさ、どれもが絶妙な緩急を持って織りなされてる、これが断片的で淡々と進むストーリーの描き方と信じられないぐらいあってる

有名なキタノブルーもわかる
>>続きを読む

猫、かえる Cat’s Home(2019年製作の映画)

3.7

モトーラ世理奈目当てで見たけど結構良かった
三鷹の町並み、景色で物語が想像できる奥行きが出て良かった、邦画ならではだね
短編でましてや短い時間の話なんだからセリフや関係性もこんくらいがいいのよ

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

3.7

一見大それたことに思えるが結局は利己的な行動理念の登場人物たち、この一種の諦めが根底にあるのが個人的には水木しげる真骨頂だと思う

この映画もそんな虚無感がうっすら感じられ、でもアニメの盛り上がりでう
>>続きを読む

(1963年製作の映画)

3.8

ただでさえ鳥嫌いなのですごい気持ち悪かった
どうやって撮ってんのか不思議なくらいの鳥の量にはホラーの怖さってよりは本能的な恐怖を感じる、現実であんなもん見たら卒倒するだろ
明らかに合成とか偽物(置物、
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

2.3

特撮ゴジラじゃなくてハリウッド版ゴジラを日本でやったのね、みんなにわかりやすくしたんだねーって感じ
ゴジラである必要って、?とか思ってしまうけど単純に怪獣映画としてみればクオリティーは高いと思う、完全
>>続きを読む

レミニセンス(2021年製作の映画)

3.1

会話も展開もかなり演出的だったしありがちな感じであんま好みじゃなかった
過去の記憶に依存した地主妻まわりのシーンはどれも割と良かった

レベッカ・ファーガソンはやっぱり幸薄い役合う

ゴジラ対ヘドラ(1971年製作の映画)

4.8

ゴジラシリーズでもかなり異色でシュールな作品だけど、個人的には圧倒的な大傑作
本当に本当に良い

特撮の独特な色合いをより強烈にしたような色彩感覚、不気味な映像とキャラクターたち、曲やナレーションなど
>>続きを読む

怪獣大戦争(1965年製作の映画)

3.6

かなり怪獣たちがひどい扱いされてて笑える、ゴジラのシェーも見れる
結構なおバカ映画

ドラマパートがちょっと長めだけど、ところどころ特撮の良さ満載のカットが見れて良い
怖いゴジラと真反対の魅力はあるけ
>>続きを読む

ゴジラVSデストロイア(1995年製作の映画)

3.4

ゴジラとジュニアはかなり良い描かれ方してる、死に方もド派手でかっこいい
敵のデストロイアどの形態も好きになれないデザイン、まぁ敵だからいいけど

特撮でドラマパート深刻にしすぎるとどうも安っぽい感じが
>>続きを読む

フォロウィング(1998年製作の映画)

4.2

ノーラン監督の1作目
この頃から完全にノーランぽい時間軸の使い方は完成されてる
後半のノーラン作品と比べるとだいぶアート寄りのタッチでメメントに近い作風、そしてその感じが物語のテーマとピッタリ合ってて
>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.1

レクター出番多いわけじゃないのにあんなに印象に残るのすごい、わかりにくいセリフと醸し出す雰囲気に引き込まれる
だからこそもっと観たくなって物足りなく思っちゃった

ジョディ・フォスターもレクター博士に
>>続きを読む

undo(1994年製作の映画)

4.4

どこを切り取ってもうっとりしてしまう映像美、現実離れした線の構図と色合いの良さに釘付けになる

緊縛がテーマだから当たりだけど時と場面ごとに縛り方が違って、そこに感情と関係がみてとれてとても良かった
>>続きを読む

ビートルズ/イエロー・サブマリン(1968年製作の映画)

4.2

まんまイエローサブマリンの世界観
ストーリーはショボいけど、どストライクなサイケ調のデザインと展開、テンポある小ボケ、ちょくちょく入る曲のおかげで全く飽きない
頭の丘に漂流してルーシー・イン・ザ・スカ
>>続きを読む

>|