MashOさんの映画レビュー・感想・評価

MashO

MashO

映画(690)
ドラマ(1)
アニメ(0)

からかい上手の高木さん(2024年製作の映画)

3.7

おじさんには少し幼すぎるかな?とも思いつつ、予告編から設定やストーリー展開に興味を持ち鑑賞。
予想通り中高生、カップルの観客が多い中、場違いかとも思いましたが、結構面白く鑑賞できました。
このようにピ
>>続きを読む

わたくしどもは。(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

いつの時代か分からない出来事ですが、添い遂げられない運命に抗う事が出来ず橋から身を投げた若い男女。
二人がたどり着いたのは現代の?佐渡でした。
そこで自らの名前も相手のことも忘れているものの惹かれあっ
>>続きを読む

MIRRORLIAR FILMS Season5(2024年製作の映画)

3.7

横浜流星目当てか、若い女性が多かった印象。

MIRRORLIARシリーズは単館上映だった一作を除いてほとんど鑑賞しています。

いつもですが、一編15分でコンパクトにまとめてあり、いずれもインパクト
>>続きを読む

卍 リバース(2024年製作の映画)

2.9

「痴人の愛」に続けて鑑賞。
これも原作の男女逆転の作品でしたが、こちらの方が面白かった。
原作に依るのかも知れませんが。
ただこれも配信で十分かなぁ?

痴人の愛 リバース(2024年製作の映画)

2.7

谷崎潤一郎の原作をもとに、男女逆転させた設定。
基本的に原作に忠実でしたが、捻りが無くてあまり面白味がなかった。
配信で見れば十分かな?と個人的には思いました。

関心領域(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

アカデミー賞部門賞など数多くの賞を獲得した作品。
ナチスによるユダヤ人虐殺は色々な視点で数多くの作品が作られていますが、本作のような視点での作品は斬新で効果的でした。
実際には被害者のユダヤ人は一切出
>>続きを読む

ありふれた教室(2023年製作の映画)

3.4

学校で起きた些細な盗難事件。その調査方法に違和感を覚えるものの自らも職員室に隠しカメラを設置する新たに赴任した女性教師ノヴァク。そのカメラに写っていた画像から事務員の女性を犯人と疑います。彼女の息子は>>続きを読む

ミッシング(2024年製作の映画)

3.8

娘が行方不明になり必死に探す夫婦。
最後に一緒にいた挙動不審な叔父。
夫婦に寄り添おうとするものの視聴率を優先する社の方針との間で葛藤する地方局の記者。
記事を元にSNSに無責任な書き込みをする一般大
>>続きを読む

湖の女たち(2023年製作の映画)

3.5

介護施設での100歳の老人の不審死と施設の体質の問題、元731部隊の生き残りによる薬害隠蔽の圧力に屈したことで人生が狂ってしまった元警察官。その製薬会社の新社長に就く元731部隊の少年時代の出来事を追>>続きを読む

蒲団(2024年製作の映画)

3.3

原作未読。
鑑賞後に原作のあらすじを確認すると細かいところは異なるもののほとんど同じ内容と展開でした。
元文豪・田山花袋の名作(私小説)がベースにありますが、今だったら相当ヤバい内容ではあります。
>>続きを読む

不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)

3.6

数年前から注目していた見上愛が主演ということで鑑賞。ミニシアター系の作品で彼女を知ったのですが、生き生きとした役で良かったです。最近はMajor系の作品(ドラマ、大河ドラマを含め)にも出ていて今後期待>>続きを読む

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

イタリア旅行で知り合ったオランダ人夫妻から自宅に招待されたデンマーク人夫婦とその娘。
到着早々から違和感を覚えた3人ですが、究極の胸糞なラストを迎えます。
なぜ胸騒ぎ(違和感)を覚えるのか、最後は覚悟
>>続きを読む

ジョン・レノン 失われた週末(2022年製作の映画)

3.6

ジョン・レノンとオノ・ヨーコ、知り合ってから暗殺されるまで離れずに暮らしていたと思っていましたが、約1年半離れていたことがあったこと、その間ヨーコのお墨付きで当時20台前半の中国系の女性(彼らの秘書だ>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

豊かな自然描写とそれに反するようなコロナ禍で補助金目当ての芸能プロダクションによる杜撰なグランピング計画。
ただ自然の中に生きる地元民も元を辿れば戦後土地改革で移り住んだよそ者。
日本中何処でもあるよ
>>続きを読む

異人たち(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

本作は山田太一の原作をモチーフにしたイギリスの作品です。今から35年以上前になると思いますが、山田太一原作、大林宣彦監督の「異人たちの夏」を大林ファンの友人に誘われて鑑賞した記憶が蘇りました。
主人公
>>続きを読む

No.10(2021年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

前半と後半でこれほど内容やトーンが異なる作品はほとんど目にした事がありません。
出来れば全く予備知識なしで見る事をおすすめします。
前半は睡魔に襲われるかも知れませんが、後半は。。。。

強いて言えば
>>続きを読む

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

3.5

ドラッグ、セックス、ゲイからエイズなど時代の先端のサブカルチャーを撮影し続ける前衛写真家のNan Goldinの半生と、彼女を中心にオキシコドン製造の米製薬パーデューと戦ってきたP.A.I.Nの運動を>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

日本人にとってはナーバスな題材である原爆開発の舞台裏というか開発に中心的に携わったオッペンハイマー博士の栄光と没落を描いたもの。
テーマから鑑賞を躊躇していましたが、見ずに批判することはできないと思い
>>続きを読む

12日の殺人(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

フランスでは年間800件以上の殺人事件以上が起きるが約20%は未解決。出だしから本作は未解決事件を扱っていると宣言しているような作品。
実際は事実に基づくフィクションです。
10月12日深夜〜未明に友
>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

Phoebeはボーイッシュで中性的ではありますが前作と比べて比べてかなり大人っぽくなったと思ったところ、演じたMckenna Graceは17歳のお嬢さんなのですね。InstagramやXで知りました>>続きを読む

コール・ジェーン ー女性たちの秘密の電話ー(2022年製作の映画)

3.5

中絶の権利を得るために戦う女性達の話というと「シモーヌ」を思い出しましたが、
本作はアメリカの話でフランス映画とトーンが違って妙に明るくポップな感じさえ受けました。
とは言え自らの命の危険の回避のため
>>続きを読む

ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.3

繰り返し繰り返し同じ人を殺し続けるタイムループSF。
理由はともあれ、繰り返しの殺人はある種のノアール作品と思いきや徐々にトーンが変わり殺す側と殺される側に奇妙な友人?関係まで生まれてゆき不思議な感覚
>>続きを読む

青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

3.2

若松孝二監督を軸に若き日の井上淳一監督達を描いた青春群像劇。
若松監督はほとんど存じ上げないですが、社会派の井上監督の原点が分かった気がします。
監督作ではないですが、脚本作の「福田村事件」は衝撃的で
>>続きを読む

ブルーイマジン(2024年製作の映画)

3.5

映画界の性被害をテーマにした女性監督による作品。
性被害を直接描いていないものの、本人や友人、シェルターである「ブルーイマジン」の人達の日常を描くことで心の叫びというか内面が良く表されていました。
>>続きを読む

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.5

ベストセラースパイ小説の「アーガイル」の作家であるコーンウエイが作品の中に巻き込まれる冒険譚。
色々都合よく起こる事は置いておいて、パロディとすれば愉快で痛快な作品でした。こんな展開があるのかと。
>>続きを読む

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

原作は未読。
魂の繋がりをクジラの声に繋げた本屋大賞受賞の話題作。
児童虐待、ネグレクトや親子の呪縛といった最近良く聞く問題に更にLGBTQを絡めた意欲作でした。
杉咲花は本作と少し前に公開された「市
>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

先行上映で鑑賞。
迫力が半端なく、Dolby Cinemaで観て良かったと思う作品です。
壮大な叙事詩とでも言うストーリーで一見の価値があります。
Part 1を鑑賞してから3年半経過しており、忘れて
>>続きを読む

ゴールド・ボーイ(2023年製作の映画)

3.6

13歳/14歳の少年法の線引きがハイライトされており、つい最近あった中学生カップルによる美人局の事件を何処か彷彿させるものでした。
ただ原作は中国のドラマですので偶然ですね。
いずれ少年犯罪が社会問題
>>続きを読む

すべての夜を思いだす(2022年製作の映画)

3.4

Keioバスが走っており、丘陵地帯の画一的な団地群があることから、多摩ニュータウン?と思しき場所が舞台。
パートを解雇され新たな職を探しつつ、かなり前に受け取った転居通知を手掛かりに知人を訪ねる中年の
>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7

フランスの山奥の山荘に暮らす夫婦と息子の三人。
妻は売れっ子作家で夫は作家を目指すが上手くいかない教師の夫、息子は視力障害者といった設定。ある日転落死した父を息子が発見、状況証拠から妻による犯行として
>>続きを読む

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.7

エログロが散りばめられており、何を見せられているのか?と思う作品。
ボーは(むしろ本作の監督、脚本家)は統合失調症か?という印象、更には母親の歪んだ愛情を感じる作品でした。

主演のホアキン・フェニッ
>>続きを読む

罪と悪(2024年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

本作も性被害に端に発したもの。ジャニーズに限らず「魂の殺人」とでも言う重いテーマが根底にあります。
少年時代の出来事を背負って、狭い閉鎖的な街で生きて行くのは辛いだろうなと思います。
正確な台詞は忘れ
>>続きを読む

熱のあとに(2023年製作の映画)

3.1

愛しすぎたゆえホストの彼氏を刺し殺そうとした沙苗を演じた橋本愛。
実に2018年以来の主演作で色々葛藤があったと文春オンラインに記事が載っていました。
橋本愛というと「あまちゃん」、「西郷どん」、「青
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.1

個人的にはアカデミー賞作品賞受賞の下馬評が高い「オッペンハイマー」よりこちらの方が受賞して欲しいなと思います(やはり日本人としてはオッペンハイマーは応援できません。作品の良し悪しは別として。)
ただお
>>続きを読む

唐獅子仮面/LION-GIRL(2022年製作の映画)

3.0

唐獅子仮面が外国人女性で全編英語の字幕映画ってどうなのかな?と思いましたが、意外にすんなり見られました。
主人公の唐獅子仮面役の女優さんが日本人的だったからかも知れません。実際、舞台挨拶で見た彼女は小
>>続きを読む

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.8

原作未読。
アニメ放映されたものを見て面白かったとの妻の勧めもあり、夫婦割で鑑賞しました。
時代設定、登場人物、ストーリー(序盤しか知りませんが)から面白くない訳がないと思いましたが、期待を裏切らない
>>続きを読む