ひゅうどんこさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

ひゅうどんこ

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007/サンダーボール作戦(1965年製作の映画)

2.7

 世間の評判は軒並み最悪なのに、シリーズ屈指の見所多い作品です。
指摘に挙がる間延びやシーン間の繋がりも、個人的には苦痛や不審感までには至らず。だってそんな、映画ではよくあることじゃないですかー、とか
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007/ゴールドフィンガー(1964年製作の映画)

3.9

 古典はツッコミOK/ダメ出しNG、と個人的に思ってるんですが、その典型とも言える作品。全身金粉窒息死(今では皮膚呼吸出来ないからといって死ぬことはないのが分かってます)、ヒールの日本人、はめ込み風景>>続きを読む

3月のライオン 後編(2017年製作の映画)

3.7

 原作未読ですが、2部に分けたのも効を奏してなかなか良作ではないかと思います。
キャスティングに関して、原作の愛読者からは、なんか違~う、と惨々の声が挙がってますけども、川本家の三姉妹にしても宗谷名人
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男はつらいよ 花も嵐も寅次郎(1982年製作の映画)

3.2

 「おしん」を動画サイトでほぼ全話観終えた後に、田中裕子に興味を持ち鑑賞。
略奪愛にはなってしまったけれど、映画がご縁で今もって続くおしどり夫婦なんて素敵じゃないですか。
 朝丘雪路がチョイ役なんての
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マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

4.2

 ナタリーには悪いけど、システム導入が凍結になって良かった。汎用人工知能の完成が2045年らしいですが、もう少しの間はヒトにしか出来ないことがまだまだありますよ。
 心に決めた相手に実は..なんてよく
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サンキュー・スモーキング(2006年製作の映画)

2.9

 主人公にしてみたら、商材なんてなんでも良かったのでしょう、それがたまたまタバコの広報だっただけで。
ロビー活動という言葉は聞いたことがありますが、まさかこんな仕事があったとは。映画の題材としては、と
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恐喝こそわが人生(1968年製作の映画)

2.7

 タイトルだけで「反社会的行為を云々」となりそうな現代としては、歴史資料ともいえますね。 
画も音も様々な実験が試されてて、好き嫌いはおいといて躍動感や情熱はひしひし伝わってきます。
横断歩道で野垂れ
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オリーブの樹は呼んでいる(2016年製作の映画)

4.3

 樹にやってくるアオカワラヒワの生態や「雨さえも」を監督したイシアル・ボジャインの水資源供給に対するスタンスといった劇中のサインやメッセージを見落とすと、行き当たりばったりで退屈なメルヘンに見えてしま>>続きを読む

でっかいでっかい野郎(1969年製作の映画)

3.1

 キャスティングにも大人の事情ってものがあるんでしょうけど、ヒロインともちゃんの魅力無さに苦笑い。他の皆様はお上手でした。
野村監督は広いジャンルに渡って旨いなぁ、と感心しながら、内心やっぱり川又昂撮
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のみとり侍(2018年製作の映画)

1.5

 配役、演技、美術関係等々とても良いのに、脚本と演出でぶち壊しにしてて、最後まで観るのがなかなかの苦痛でした。

ブルース・リーの神話(1984年製作の映画)

2.9

 人物像を辿るドキュメンタリーとしては一線級ではないでしょうか。
「死亡遊戯」完成までの経緯も大変興味深かったです。
渡米前の不良時代の体験が、その後に大きく反映しているように思います。誰かその辺りを
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醜聞(スキャンダル)(1950年製作の映画)

3.6

 失うものがなくなると、湧き出る底力は凄いもんで、この作品の蛭田弁護士然り、「生きる」の渡邊市民課長然り。だから最後にはお星様になれるんですよね。ただし、生身の人間としては散ってしまいますが。
 クリ
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青空娘(1957年製作の映画)

2.8

 まさに青空の如くとても清々しい映画。教え子の幸せを願って身を引くところも清々し。増村監督は男を使っても女を使っても楽しませてくれますね。
田宮二郎出てますが、まだ柴田吾郎クレジットです。

羽織の大将(1960年製作の映画)

4.1

 人間、有頂天も過ぎると下り坂のスピードはとんでもないことになりますね。団令子で落ち着くかと思いきや、、、。そこからのきゅーっと胸が苦しくなる展開を経て、古典落語に戻った小文をパンして寄ってゆくラスト>>続きを読む

家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。(2018年製作の映画)

3.4

 気軽に楽しんで観ましたが、受け手によってはズシリと響くんじゃないでしょうか。特にご夫婦。
 榮倉奈々、独特の間ですね。誤魔化しがなく、ユーモアがあって、適当にガサツ。こんな奥さんいいなぁ。
 奥さま
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あん(2015年製作の映画)

4.3

 永瀬正敏がこんなにいい演技するとは思いませんでした。
決して大袈裟でなく、淡々と上手い役者さんばかり揃ってるお陰で、下敷きの1つとなっている社会的問題も、素直に捉えることが出来ますね。
 失意の時と
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吹けよ春風(1953年製作の映画)

4.2

 とてもデラックスな逸品です。キャストの豪華さや、脚本や役者さん達の巧さも素晴らしいのですが、何より鑑賞後のホコホコ感が特筆に値します。
それに、戦後すぐとおぼしき時代背景ではありますが、令和となった
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