なさんの映画レビュー・感想・評価

な

アス(2019年製作の映画)

3.8

「NOPE 」「ゲットアウト」と、ジョーダン・ピール監督の独特な雰囲気が好みで、最近アマプラで配信になった本作を鑑賞。
映像、音楽とも、何か気味悪い。
「これこれ!」って感じ。
おそらく様々な伏線と暗
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ハッピー・デス・デイ 2U(2019年製作の映画)

3.6

主役を変えたタイムループホラーの続編かな?、という予測を覆す内容だった。
なんだか感動的なシーンとか、スローモーションのエモいシーンとかあるし、前作と違う監督かと思ったら同じだった!

登場人物たちの
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.0

人生の終わりは十人十色。もし人生の残り時間がわかっているとしたら、自分も何かを成し遂げる働きかけをしたい。
人がいなくなっても、その人が残したものや、誰かの記憶の中で、その人は生き続ける。

知人のオ
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タイラー・レイク 命の奪還2(2022年製作の映画)

3.8

前作を観賞後すぐに観たが、2の方が好き。
前作同様、小難しい展開に頭を悩ます必要のない、単純なストーリーに、家族の絆が加算された印象。
タイラーの人間離れした身体能力と回復力には目をつぶって、単純に楽
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.6

マーベル作品に疎いので、本作が初クリス・ヘムズワース。
続編がある作品と、Filmarks☆3.8以上はそんなにハズレなし、の持論のもと、主演俳優を知らないながらも鑑賞。
保護対象者を命がけで守る、と
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映画 オッドタクシー イン・ザ・ウッズ(2022年製作の映画)

2.5

アニメ視聴後、続けての鑑賞。
騙された気分…早送りした😞
ラストの10分とエンドロールのみでOK。いきなり映画から観なくて良かった。
採点が難しいが、内容の評価ではなく、やり方に対してスコアをつけた。
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

木漏れ日のような尊い人生を見た。
タイムループか?って思えるような平山の朝。箒の音で目覚めて、布団を畳み…毎朝同じルーティン。だけど、なぜか目が離せなくて、一生見ていたいとすら思えた。
姪っ子が登場し
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ローマの休日(1953年製作の映画)

4.0

初めて観たのは小学六年生の時。
当時読んでいた少女漫画に出てきて興味を持ち、クラスメートにVHSを借りて観た。
エバーアフター的エンディングではなかったことに、子供だった自分は納得いかず、「これで終わ
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

抑圧された欲望の爆発による集団の暴力の恐ろしさ、迫害した者からさらに奪う差別、そして銃社会の闇を見た。
サスペンスというより、カメラワークも相まって、ドキュメンタリーっぽい。
前半、淡々と進む雪山のシ
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「オットーという男」から続けての鑑賞。本作の方が、コメディ要素と悲壮感をより強く感じた。
父親の事故死、事故による妻の障害、そしてそれによる就職難や行政の心ない対応。それらがオーヴェが規律やそれを乱す
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

こんなトム・ハンクスは初めて。
トム・ハンクスの自分のイメージとは真逆の役だが、さすがの演技力で、完璧にくそジジイになりきってる。
過去の幸せな記憶の映像が、とても美しくて素敵で、オットーにとってター
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

早くも配信されたので、家で鑑賞。
これが人生初ゴジラ。
「怪獣が街を壊しまくる迷惑な話」という負のイメージと勝手な嫌悪感で、これまで観たことがなかったが、本場のアカデミー賞を受賞したからには、観ないわ
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

「ホラー」「スリラー」というカテゴリーのみの前知識で鑑賞。
「ローズかわいいな」のオープニングから、彼女の実家に到着してからの、ずっとなんとなく気味悪い感じ。
ビンゴゲームのシーンからの怒涛の展開。ス
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ひと言で感想を述べるとしたら「虚しい」だと思う。主人公の生活に、ようやく明るい兆しが見始めたところでの突然のラストに息が止まった。
女子供ですら敵とみなし、殺人が正義とされる戦争。そこから体が戻っても
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スターリングラード(2000年製作の映画)

3.8

史実ものを観ると、自分の知識のなさに悲嘆してしまうが、今回は「同志少女よ、敵を撃て」から「戦争は女の顔をしていない」を読了後の再鑑賞だったので、深く感じるものがあった。
なんと言ってもキャストが素晴ら
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世界の終わりから(2023年製作の映画)

3.0

あのラスト30分のために、ダラダラと2時間近く堪え忍んだ感じ。
モノクロとカラーの使い分けなど、趣向を凝らしているのは分かるが、ストーリーも映像も、監督の思惑に自分はついていけなかった。みなまで表現し
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

愛と憎しみは表裏一体。
反りが合わない相手なのに、どうしようもなく惹かれる想いを経験した人には、とても刺さる作品だと思う。
手ぶれを思わせるカメラワークが、登場人物の揺れ動く気持ちを表しているようだっ
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セント・オブ・ウーマン/夢の香り(1992年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

約30年の時を経ての再鑑賞。
こんなにステキな映画だったとは!
ガブリエル・アンウォーとのダンスシーンの記憶が微かに残っていたが、彼女がワンシーンだけの登場だったことに驚いた。ここは、本当にステキなシ
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シティーハンター(2024年製作の映画)

3.6

小学生当時、リアルタイムでテレビアニメを見ていた。
子供ながら冴羽獠のカッコ良さにドキドキした記憶がある。そして、TMの「Get Wild」が大好きだった。
で、鈴木亮平で実写化!?と、まあ揶揄するよ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.2

「胸キュン」と呼ばれる邦画を毛嫌いしているが、坂元裕二脚本と主演二人を信じて、劇場で鑑賞。オープニングから自分の趣味嗜好の「好き」が溢れていてワクワクしたが、二人が別れる前提で進むストーリーが辛くて、>>続きを読む

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

オープニングクレジットの映像がヒントになってるんだろうなぁ、という雰囲気の期待値を高める出来栄え。
ザ・ホラー的な音楽に素直にハラハラしてビクっとなった。(映画館で結構恥ずかしくなっちゃう反射)
初め
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22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

3.6

前作から続けての鑑賞。
またまた、くだらなー(笑)そして、下ネタが過ぎる。
本作の方が好き。
チャニング・テイタムが身体能力を見せつけて、イケ散らかしぶりが凄まじい。
前作から引き続きのキャストや、お
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21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

3.3

くだらない!!(笑)何も考えたくない時に観るのにピッタリ。
刑事バディものは数あれど、下品なおバカぶりダントツ1位。鑑賞して時間のムダだったと思うかは、その日の気分に左右されそうだが、今日はあえてのチ
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犬ヶ島(2018年製作の映画)

3.5

ストップモーションアニメには、なぜか尊さを感じる。
まず、ウェス・アンダーソンが日本を描いてくれたことに感激。
世界観も素晴らしく、クレジットがカタカナ表記なのと、日本人は日本語、犬は英語、っていうア
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.6

自分の予想外に高評価なのと、日曜日の夜のメンタルに合うかも…と鑑賞。
綾野剛の食わず嫌いを克服してから、最近出演作を観るようになったが、シリアスじゃないヤクザ役も良い。
彼の普段の声のトーンと、「紅」
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search/#サーチ2(2023年製作の映画)

3.8

このアイデア考えた人、ホントすごい!
デバイスからの映像と「人探し」っていうのは前作と同様だが、ストーリーに関連はないので本作だけ見ても問題なし。
無駄のない展開で、終始ハラハラ。
映像にヒントが散り
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.5

ゲームにも車にも疎いため全く興味がなかったが、評価が高いので野次馬的に鑑賞。
「ゲーマーがリアルレーサー」って、ふざけてるわと思ったし、ストーリーがさらっとしてると思ったが、実話が元になってるというの
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ハント・フォー・ザ・ワイルダーピープル(2016年製作の映画)

3.5

Netflixでオススメに出てきたため、何となく鑑賞。
猫の顔のセーターを着たおばさんが、優しくてとてもステキ。へんてこなバースデーソング歌ってくれたり、湯タンポを入れてくれたり…。おばさんをもっと見
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法廷遊戯(2023年製作の映画)

3.0

「今年一番面白かった映画」にあげてる方をテレビで見て、まず原作を読んだ。
作家が弁護士ということで信頼感があり、文章的にも読みやすく、スリリングな展開で、テンタメとして面白く読んだ。
さて、本作。
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.8

絵本の絵が動いてる、っていうのが最初の印象。絵本やアニメって、その国のテイストが出やすいと思う。
まさに、異国の絵本を見ているような感覚で、新鮮な感じがした。
率直な感想としては、「エグい、気持ち悪い
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ブルーノート・レコード ジャズを超えて(2018年製作の映画)

3.5

「BLUE GIANT」に感化されて鑑賞。
門外漢である自分にとっては、歴史の勉強みたいな感じだった。
ブルーノートのレコードのジャケットのデザインがとにかくオシャレで、アート作品のよう。もっと見たか
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

4.0

中学の英語の先生が教材として洋楽を聴かせてくれ、「We are the world 」もその中のひとつで、VHSで映像とともに何回も聴いた。
当時はマイケルほか、ソロで歌った数人しか認識しておらず
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ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

3.6

「メガネの女の子がいいよ」とオススメいただき鑑賞。とてもキュートだった!
多分、1作目を子供の頃に金曜ロードショーで観たが、あのオバケのロゴと、火炎放射器みたいな武器でビームみたいなのを出すのと、「ゴ
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ビートルズの曲に乗せて、ヒトラーをアイドル的に登場させる、ポップでコミカルなオープニング。
そのテイストのまま、10歳の子供にナチズムを植え付け、ナイフを持たせ、ウサギを殺すよう強要…
ジャンルが「コ
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.8

昨日「あん」を鑑賞し、樹木希林を見たい欲に駆られて再鑑賞。
初めての観賞後に気になって、フェリーニの「道」を再鑑賞したが、のり子とまったく同感で、完全に大人とくくられる年齢になって、やっとあの映画の良
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

ある程度、前情報を入れてからでないと楽しめないかも。(モデルとなる実際の事件)
初っぱなアル・パチーノ出てきて「おぉ!」て、なった。贅沢な起用。
ちりばめられた伏線とユーモアに、タランティーノ好きな人
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