nnmさんの映画レビュー・感想・評価

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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

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はあ最高だよ。ありがとうございました。
やはり砦は何度も崩壊の危機を迎えているよな。どうしたら持続的なコミュニティにできるのか。イモータンジョーを前にしたディメンタスの小並感。彼は統制への疲弊が感じら
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白熱(1949年製作の映画)

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おおおおい面白すぎ🙂‍↕️めちゃくちゃ人を殺しているが何も暗く無い。善悪など何も無いファミリー。一方頭脳派の警察。
食堂の伝言シーンが可愛らしくて好き。色んな囚人のおじさんを可愛いと思ってしまうのはグ
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クイーン・オブ・ダイヤモンド(1991年製作の映画)

5.0

ヤバ、私はこういう映画に出会うために映画を観てる。
燃えあがるも中々倒れない木、弱り続けながらも中々死なない老人、帰ってこない夫をとりあえず待ってみる彼女、道に落ちている動物の死体、日々はこうして少し
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アメリカの友人(1977年製作の映画)

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原作のリプリーやリーヴスの上品さは、財産がある上での余裕だったんだなとヴィムヴェンダース版で気付く。カジュアル版アメリカの友人といった感じです。私にハイスミスを語らせると止まらないのでまたの機会とさせ>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

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奇跡的な自然のショットが美しい。
自然界と人間界の生と死のバランス
自然界に善悪という概念はないが人間はどうなんだろうか
この映画は寓話で、観客それぞれが持っている経験と環境に落とし込んでいくための素
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美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)

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西美 現代展の開会式中に出展アーティストが川崎重工に対するデモを行なったのが記憶に新しいが、社会活動はアーティストから降り個人としてすべきでないかという批判を目にした。
ナンゴールディンは美術館にサッ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

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なんと気持ちの良い映画
クラシックへのリテラシーは選択しないと得られないが、キャンセルカルチャーに飲み込まれたあとの彼女は自身の才能を門戸を広げることに捧げしっかり現代の化身に。
彼女のようなパーソナ
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プリシラ(2023年製作の映画)

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エルヴィスの子供のような言動に何度か は?と思う。フィルムビデオで撮ったプールサイドやウエディングの2人の思い出がメロウ。ソフィアコッポラの計算された可愛いルックは相変わらずであった

レニングラード・カウボーイズ、モーゼに会う(1994年製作の映画)

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ウラジミールがモーゼになっちまったばかりにお話が支離滅裂になってる...🤦🏼‍♀️水の上をしっかり歩くモーゼ爆笑
前作に比べて思想が強くて見づらくはあるが、演奏中の画が良すぎるので100点

浮き雲(1996年製作の映画)

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敗者三部作
相手のために自分だけがしんどい思いをしにいってる感じがたまらない。同じ状況にいるのに、あなたは強くて私は弱い。
酔って帰ってきたらまずコートを脱がせてもらえる?!:;(∩´﹏`∩);:

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

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伝記映画として、オッペンハイマーのジレンマはよく分かった。
それに原爆投下のような歴史上空前の出来事を多方面で描くことも重要だと思う。私たちは日本視点の話以外身近でないから。
ただ当時の人々が味わった
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

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想像する映画だ
一瞬だったな...はいじゃあ代わりに映画撮りますね、でこれが出来るってどういうこと...北野武はあの静寂をどこまで分かって撮っているんだ。無意識に刹那的なショットやシーンを作り出してい
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トータル・バラライカ・ショー(1994年製作の映画)

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なんか...隣の国にデカめの祭典呼ばれて演奏してますけど?って感じなのかな
カリウスマキみは何もない。
赤軍のおじさんたちはふざけているわけでなく、いたって真面目なのだが、ソ連の軍人が真面目に英語でポ
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

5.0

最高。愛してる。泣きました。結婚して。私はこの映画になりたい。この映画と一つになりたい。物語なんていらない。この映画になりたい

夢の涯てまでも ディレクターズカット 4K レストア版(1994年製作の映画)

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前半 中盤 後半のつながり具合が甘くて、鑑賞中何度か(あれさっきまで何を観ていて いま何を観ているんだっけ...?)となった。ただ本作の果てしない制作過程をまとめたドキュメンタリーを中目黒の透明のまな>>続きを読む

英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)

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もう、なんと豊かな映画。ずっとニヤニヤしながら観ちゃった。普通に声出そうになったりもした。人間と庭、どちらを際立たせることなく一枚の絵としている。ちなみに当時は子供がいないと遺産を継げなかったのよ。>>続きを読む

とらんぷ譚(1936年製作の映画)

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トランプたん♬
奇跡のような偶然がトランプたんの人生を巡るが、どれも後味の悪いものばかり。
ギャンブルや変装などの件が記憶になくなるくらい 女性を映しているときの段違いの画面の輝き

ソナチネ(1993年製作の映画)

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北野武の映画史はバイク事件以前、以後に分かれる...
なんか普通に良い沖縄映画だった。沖縄が好きすぎるお母さんとお父さんにも観せたい

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

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ねえアリアスター私たちを置いて話を終わらせないで....観終わった後のこの感情どうしてくれるのよ
とめどない展開に引きつつも笑えたが、実家に着いたあたりからぐったり疲れてしまい
驚く体力が残っておらず
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ミレニアム・マンボ 4Kレストア版(2001年製作の映画)

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ヴィッキーの圧倒的ガールフレンド感。
時系列がよく分からず、観終わった後は暫く「何を観ていたんだろう」と思ったが、彼女の存在を感じる映画だったんだと思う。
20代は人から楽しそうに見られたいのよ。
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田園詩(1976年製作の映画)

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都市の青年たちには田園詩であるが
少女にとっては労働の臭いが取れないただの田舎である

ジョージアの古い歌(1969年製作の映画)

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唯一ゲオルギアの前身のような短編
このような文化的アーカイブをしっかり撮るイオセリアーニを信頼できる

鋳鉄(1964年製作の映画)

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固めたり崩したり、何をしているのかは終始不明だが飛び散る火の粉が美しかった。パンフレットに"イオセリアーニは本作のために身分を隠し4ヶ月この工場で働いていた"とあり若干引いた。

エウスカディ、1982年夏(1983年製作の映画)

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祭りの構成が美しすぎて心の中で泣きました。オープニングとフィナーレを使いの子供たちの祈りとする清さ。字幕は一切ないが、中盤には動物たちも登壇し彼らの生活の上にある祭りなのだと改めて気付く

こわれゆく女(1974年製作の映画)

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映画史にあれ以上気まずい食卓シーンはあるか。ゲストのために「白鳥の湖 瀕死シーン」をやらせ、バタバタと倒れていく子どもたちが最高。私たちはこわれている彼女しか知らない。本作が公開当初どれくらいイカれた>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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つ、疲れた....
人間の成長は彼女と違ってひどくゆっくりで、物事の本質にpureな気持ちで気付くことができなくて申し訳ないわ。生自体はとても魅力的だけれど、私たちは哀れな思考と選択を持つ者たち。
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