このレビューはネタバレを含みます
音のレイヤーが問いかけてくるような映画。生活音、子どもたちの賑やかな声、赤ちゃんの泣き声、外の異音……どこまでを無意識下で捉えられるか。冒頭の暗転を映画の表現として用いられると、鑑賞するこちら側の態度>>続きを読む
予告に魅せられて観た。終盤までの記憶があまりにも無さすぎるのだが、ラスト食らってしまった。何という肉体の運動!それまでは一体……どっと疲れた。
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遺影のくだりは、きっとそうなるのでは?と予想しつつも、実際に言葉となった時にぐっと作品に引き込まれる感じがした。カメラアングルとカット点が面白い。出演者が適材適所で見応えがあった。原作ではどう描かれて>>続きを読む
ピクニックに行くまでがお昼休みだとしたら、そこから先は果てしなく続く午後の授業のようだった。
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鈴木亮平の凄さと存在感で作品が成立してる……冒頭20分の展開でグッと掴まれた(正直、自分はその辺がピークだった)。新宿での撮影大変そう
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アミちゃんのお洋服がどれも可愛かった。まさかとは思ったけれど、この展開で切なくまとめる邦画はもういい……伏線回収が好きな人向け
知らない土地の風景なのに、幼少期の遠い記憶を思い出したり、不思議と懐かしい気持ちになった。
上映後トーク:飯岡幸子さん、井戸沼紀美さん
幼少期に「この子、エネルギーが余ってるんだね」って家族に呆れられたことがあるから、ベニーが爆発するのも痛いほどわかる。大人は話を聞いてくれないし、彼女の話を聞いたら何が起こるかわからない、って大人の気>>続きを読む
監督のチャーミングさが垣間見える数々のショット・シーンが印象的。自主映画あるあるが恥ずかしいほどわかるし、仕事として映像を作っていても、言われること/言ってしまうことはそれほど変わらないなーと思った。>>続きを読む
シンプルな構成で『ナイト・オン・ザ・プラネット』より好みだった。同シチュエーション・テーマの短編が集まっているのも、ぼーっと眺めていられる感じも、本人役で出ちゃってるのも良い。
①2024年4月27日@Bunkamuraル・シネマ
②2024年6月6日@シネモンド
ささやかな日常の中にきらめきが詰まっている。“どこで暮らす”と同じくらい“誰と過ごす”ということも大切なんだろうな。街の中でどのように自分の身体を運ばせるか、気にして過ごしてみよう。植物の森に入ってい>>続きを読む
魂と魂が出会う瞬間を、人間同士の対話として(必要最低限の言葉で)場面を成立させていることが凄い。フェードイン/アウトで重ねられた時間の表現も印象的。確かにそこに居るという説得力と、脆くて儚い感じを共存>>続きを読む
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二度目の再会と別れのシーンで鼻の奥がツンとした。ヘソンを見送るシーンはしばらく思い返すだろうな……タクシーを待つまでの言葉を交わさない時間、パートナーの元へ戻る足取り、この一連の流れをロングショット長>>続きを読む
偏差値高めの映画。音響効果に慄く。映像が持つ光の力も恐ろしかった。トリニティ実験のシーンは息が詰まる、もう見たくない……
あらすじ程度の知識で鑑賞したけど、思いの外楽しめた。最近の漫画実写化作品ってこんな事になってるのか〜
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登場人物たちが幼い。近藤笑菜さんが出ている短いシーンが良くて少し笑った。自主映画でよく観るモチーフがちらほら、若い……学生時代の自分の創作のようなシーンもあって、すごく恥ずかしかった。前作以上に喫煙シ>>続きを読む
あえて70年代と設定する理由があったのか、レトロっぽさが邪魔をして物語に入り込めなかった。煙草で雰囲気を出そうとしてるのも勿体ない(喫煙シーンが必要以上に多く感じた)。海のシーンは既視感があった……し>>続きを読む
ズレた関係性が面白いことは分かるんだけど、呑気だなーってイライラするばかり。最後ようやくクスッと笑えて良かった。
上映後トーク:ショーレ・ゴルパリアンさん、柳島克己さん、SYOさん
哲学のことなんだろうけど、何かを言っているようで、伝えているようで、交わらない点と点の状態だった。ファッションにまつわる言語が全く身体に入ってこない感覚があった。そんな私が、このブランドをやすやすと身>>続きを読む
またみんなに会えたね!という気持ちになれて嬉しかった。ロッタちゃんがキレる姿が最高にキュート
静かにドラマチックな気持ちにさせられる。カウリスマキ作品で印象的なシーンは沢山あるけれど、作品としては1番のお気に入りかもしれない。
「あーね」って使ったことがないから一体どういう意味?と無駄に引っかかってしまった。チャプター1が良かった。知った顔がちらほら。
エキストラ含め役者さんのお芝居がきつかった。どこかで見たMVっぽい雰囲気
ホラームービーというより息苦しい若者たちの物語という印象。東京で生活する同世代ってこんなにも鬱屈としていて、日常に疲れているのかな……4作品の中では『VOID』が良かった。
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バーでお酒を飲みながら幼少期の思い出に浸ってる気分だった。ラストの流れ(幼少期の自分と邂逅🐚〜階段をのぼり扉を開けて〜部屋の中に積まれた思い出📚と窓の外の海)が、驚くような展開ではないけれど、求めてい>>続きを読む
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オープニングとエンドロールの長回しが印象的。あんなに美しい梱包材は見た事ない。パスワードのくだりが好きだった。音楽の旋律が美しくて、心地良すぎて何度も瞼閉じた……かなりウトウトして観てしまったから余計>>続きを読む
付き合っていないけど、そんな風な関係に見られてしまうとか、思わせぶりな態度をしたりされたりだとか、自分にも青春があったのかも…とくすぐったくなった。地元の同窓会のシーンを見ながら、私はすっかり東京の人>>続きを読む