taroさんの映画レビュー・感想・評価

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ミッシング(2024年製作の映画)

5.0

吉田恵輔監督がまた凄いものを作られました
ありとあらゆる感情が入り乱れて、揺れ動いて映画館で自分でも引くくらい大号泣してしまった

石原さとみさんを代表する一本は今後はこれで間違い無いと思います、素晴
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

4.0

コング、虫歯の治療で地上へ登場。ゴジライタリアで昼寝。コングの惑星。恐竜を飼う猿。コングさいきょうのぶき。唐突な地下文明と全てを託されたモスラ。最後はみんなで大声大会。

全てがメチャクチャでバカだけ
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ニトラム/NITRAM(2021年製作の映画)

3.9

マーティンをニトラムにしてしまった世の中が悪いと言えばそれまでだけど、悪い奴は一人も出てこなかった...
日本よりも遥かにマッチョ信仰の根深いオーストラリアではマーティンみたいな少年はなかなか居場所が
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イビルアイ(2022年製作の映画)

3.5

仮に魔女じゃなかった場合怖すぎるムーブをかましまくってたのでお婆ちゃんがしっかり魔女で安心した、ラスト最悪だった

猿の惑星/キングダム(2024年製作の映画)

3.8

前々作のライジング同様にシーザーの顔面から映画は幕を開けますが、あの時の生気に満ち溢れた表情ではなく、画面に映し出されるのは亡骸になったシーザーの顔面。からの何世代も後の物語。

色んな思考や文化を持
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犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.8

どこまでも追っかけてくるソクト兄さんがカッコよかったけど、正直ソクト兄さんを前にすると敵があまりにも役不足に見えてしまった、最後のバスのとこはちょっと可哀想だったな。
チャンイスが大仕事してて嬉しい。

MEG ザ・モンスターズ2(2023年製作の映画)

3.5

ジウミンのアクション主張強すぎるのとメグがウヨウヨしてる海に当たり前のように丸腰で飛び込むステイサムで笑ってしまった

こんなのメグとタコと恐竜如きで勝てるわけない

マンティコア 怪物(2022年製作の映画)

3.7

「マジカル・ガール」が衝撃的だったカルロス・ベルムト監督の新作です
鑑賞前に想像してたのとは全く違う気持ち悪さでまた何とも嫌〜〜〜な気持ちにさせてくれました。
「誰も傷つけてない」の一言が重い。

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不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)

3.6

「ちょっと思い出しただけ」とはまた全くテイストの違う松井大悟監督作。キラキラでパワフルでした。
主演の見上愛さんがほぼ小松菜奈でめっちゃ可愛かったな、

しかし松井監督!(元)SUNNY CAR WA
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フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

4.2

唯一観れてなかったノーラン作品にして彼のデビュー作を劇場で観れるとは!
「パーマネント・バケーション」を観た時に、荒削りだけどこれはまさしくジャームッシュの映画だ!と感動したけどそれと同じ感動があった
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

4.0

薬をやりすぎて入院してたスコセッシのもとにデニーロが脚本を持って行った事がきっかけに撮ったという一作。

スコセッシ映画の特徴の一つである「暴力」が隅から隅まで詰め込まれたような映画でした。
デニーロ
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ニューヨーク・ニューヨーク(1977年製作の映画)

4.3

タクシードライバーで大成功したスコセッシが薬に溺れながらも撮ったという一作。
サックス奏者のデニーロのビジュアルがバチバチにキマってます。カッコ良い。

なんだかミアとセブが結婚した世界線のララランド
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ミーン・ストリート(1973年製作の映画)

3.8

デニーロ×スコセッシの初タッグ作。
ハーヴェイカイテルはドアをノックするのは誰?とほぼ同じような人物像。
「グッドフェローズ」よりもさらに立場の低いイタリアン・アメリカンの若者達が破滅に向かうまでの退
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ドアをノックするのは誰?(1968年製作の映画)

3.5

あのマーティン・スコセッシ監督の長編デビュー作です。ハーヴェイカイテルも若っっっかい。

揺れ動く主人公、暴力、カトリックとスコセッシのモチーフはデビュー作でもしっかり。オープニングから音楽の使い方も
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復讐者に憐れみを(2002年製作の映画)

4.1

「お前は優しい奴だ。だから俺がお前を殺すのも分かるだろ。」

パク・チャヌク監督の復讐三部作一作目。これだけ観てなかった。怒涛の復讐に次ぐ復讐、その果てに誰も救われないという清々しいほど胸糞展開ですが
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プリシラ(2023年製作の映画)

3.7

少女漫画でよくあるような展開、実際実現するとこのザマですよ、というお話。
オースティンバトラーの「エルヴィス」では描き切れなかった家父長的で自己中すぎるエルヴィスとプリシラ役のケイリー・スピーニーの魅
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アマデウス ディレクターズ・カット(2002年製作の映画)

4.1

セット、衣装、何より音楽が豪華!楽しい3時間でした。何より一気に世界観に引き込まれるオープニングが素晴らしくカッコ良い!

サリエリもサリエリだけどモーツァルト、結構嫌な奴で友達にはなりたくないタイプ
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.3

ド直球の恋愛映画という訳ではないけど、なんだか色んな人の心にグッサリ刺さって抜けなくなりそうな良い映画った

ヘソンの気持ちは疑いようないものだったけど、ナヨンは韓国に置いてきた幼い頃の記憶というか、
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サテリコン(1969年製作の映画)

3.5

「8 1/2」で挫折して以来のフェリーニ
溢れ出るイマジネーションを見せつけられてまたしても全く理解はできず。
セットが豪華で冒頭の宿泊所?のシーンが特に観てて楽しかった

アウトレイジ(2010年製作の映画)

3.8

ヤクザものにありがちな義理人情みたいなものがなく裏切りと殺人ばっかりで気持ちよく観れました。
だんだん死に方大喜利になってくるけど椎名桔平の死に方が最高だったな
めちゃくちゃ「悪の法則」っぽい

BROTHER(2000年製作の映画)

3.5

またしても死に場所を探してるANIKIと異国の地で出会った二人のブラザー。
正直舞台がアメリカというだけであまり新鮮さは無かったけどデニーと仲良くなって少しずつ簡単な英語使ったり打ち解けていく過程が良
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HANA-BI(1997年製作の映画)

3.7

ちょっと都合良すぎるとか西がいくらなんでも強すぎるとか色々ツッコミどころはありそうだけど、つべこべ言わず俺の生き様を見ろと言われてる気がした。ロマンチストだなぁ。

その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

4.5

最新作の「首」しか観てなかったキタノ映画に触れてみましたがとんでもなく面白い、オープニングのカッコ良さから完全に心を掴まれた。
キタノさんが雰囲気ありすぎるな、ズルいくらいにカッコ良い。

終盤のめち
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フォー・ルームス(1995年製作の映画)

3.8

タランティーノが同系列の当時のギラギラ監督達を集めて撮ったオムニバス
タラちゃんも自分が監督した最終話でほぼ主演してます。
やっぱりタランティーノとロバートロドリゲスの回が超バカで面白いな、ティムロス
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サウルの息子(2015年製作の映画)

4.2

アウシュビッツを扱った映画の中でも飛び抜けて絶望度が高いです。
あまりの救いようのなさに涙が出ることもなく唖然とするだけでした。
「ゾンダーコマンド」という言葉を初めて知った、どこまでも闇が深すぎるな

ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

4.0

強〜〜烈な反戦映画。
「西部戦線異常なし」のように無惨に死ぬか、本作のようにただ死ぬために生き続けるか、どちらも地獄すぎて比べようないけどSOS連呼とかサーカス団の話し出すところとか見てられんくらい辛
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偽りなき者(2012年製作の映画)

4.3

何が1番辛いって、ここまでの鬼胸糞展開なのに悪人が一人も登場しないことだな。

ラスト、息子のパーティでの村人たちのよそよそしい態度や視線でもう二度と関係が修復できないことを予感させて、発砲で終わるの
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異人たち(2023年製作の映画)

3.4

これは原作と日本版を直前に観て好きになってしまったのが間違いだったかもしれない、日本版では割と原作に忠実だったけどこちらは「異人たちとの夏」を借りて自分語りをするアンドリュー・ヘイ監督、というイメージ>>続きを読む

異人たちとの夏(1988年製作の映画)

4.4

ポールメスカルがまた新作でポールメスカルっぽい役をするということで楽しみだったので急いで原作小説を読んで日本版を鑑賞しましたが、どちらもすごく面白くて好きになりました。

日本人ならではのノスタルジー
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さざなみ(2015年製作の映画)

3.6

「異人たち」に向けてアンドリュー・ヘイの過去作を。
45年の結婚生活vs過去からの刺客という面白い構図で段々と夫婦生活が崩れていく様はもはやホラー、ラストシーンに震えました。
アリ・アスター監督が本作
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悪魔のいけにえ2(1986年製作の映画)

3.7

副題に〜レザーフェイス性の目覚め〜をつけて欲しいです。
まるで監督の「1は頑張っても越えられないので徹底的にふざけます!」という声が聞こえてきそうなくらいの清々しいコメディで楽しかったです。

ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

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セルゲイの置かれてる境遇がずっと辛すぎたけど残りの人生はもう自分の楽しみのためだけに生きてほしいな

今後は仕事?の関係上苦手なドキュメンタリーも結構観ていくかもです

ベイビーティース(2019年製作の映画)

3.8

まるで日本の安っぽい少女漫画のように物語は始まりますが、最後はなかなかヘビーな余韻が残ります。
もう死ぬとわかってたらこんな大人しめの少女でも堂々と両親の前でイチャラブできるんだな。
色味が素敵だった
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子供はわかってあげない(2020年製作の映画)

3.8

ところどころ微妙に会話がオタクっぽいところが良かったのと、お爺ちゃん渾身のボケ(?)が面白かった。
重いテーマになりそうなところも美波が軽くいなしていくのが爽快で笑えました

萌歌さんは同い年で同じ大
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.6

なかなか軽々しく感想が書けない...
生まれ育った環境とか受けてきた教育とかって役に立つことも多いと思うけどそれが呪縛になることも多いですよね...

色んなことにすぐ気付いたり気遣ったりできるスーパ
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インフィニティ・プール(2023年製作の映画)

3.9

前作「ノースマン」では筋骨隆々の戦士だったスカルスガルド家の長男もミア・ゴスの手にかかるとまさに情けないlittle babyであった...
殺人、クローン、処刑、ドラッグ、トリップ、全裸、全裸、何か
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