キリスト教徒の中でも厳格な戒律を守っている"メノナイト"と呼ばれる人々
その女性達が性暴力を受けた事から物語は始まります。
事前知識を入れずに(知らずに)観ていると
かなり昔の話かなと勘違いしてしまいそうですが、様々な描写を見るとこれがそう昔の話ではないと気付かされる描写は上手いですね…
2000年代の中盤~後半にボリビアで実際に起こった事件を元にした小説が原作となっている作品です
女性だけになった集落で話し合う女性達
1.許す
2.倒す
3.逃げ出す
どの選択肢を選ぶか?
タイトルの通り、女性達の討論が劇中の大部分をしめており、派手さという意味では無いのですが、確かに引き込まれる作品です。
また本作、前述した"メノナイト"という言葉は劇中でその名前が出てくる事はありません。
だからなのか、女性達が討論している内容は、単に性暴力に関したものだけではなくその他の様々な内容にまで及んでいる様に感じる事が出来ました。
この作品は2023年の第95回、アカデミー賞にて
脚色賞を受賞していますが、そういった点がこの評価に影響しているのかなーとは思いました。
個人的に、いくつか解説等を観て、より物語を深く知る事が出来そうなので、また機会を観て再鑑賞したいと思います。