《あなたに、会いたい》
これは、実際にあった日本人の悲劇。
辺見じゅんの原作“収容所から来た遺書〟は以前読んでいる。
ラーゲリとは旧ソビエト連邦の強制収容所のことを指し、
第二次世界大戦終結後の壮絶なシベリア抑留を描いている。
シベリア抑留は理不尽極まりない出来事であり、60万の日本人が極寒のシベリアで過酷な強制労働を強いられ、数万人の方が亡くなられたという…。
自分は苦境にある時、戦場のような極限状態を題材にした映画から”勇気〟をもらう。
平和な現代に生きる私たちは、戦場における地獄のような極限状態を経験することはまずない。
極限状態は人間の本性をあぶり出す。
もし、自分がこの場にいたら？
映画を通じて極限状態を疑似体験することで自分の悩みを吹き飛ばし、良い意味で開き直ることができてポジティブになれる。
本当の意味で”生きる〟とは？
”希望〟こそが人間として生きる糧になることを本作は教えてくれます。
多くの日本人に観てもらいたい作品です。
