KanaiSatoru

シラノのKanaiSatoruのレビュー・感想・評価

シラノ(2021年製作の映画)
4.0
シラノを観ました。

少し前に映画館で観たのですがアップを忘れてました💦
本当はウエストサイドストーリーを観たかったけど、ちょうどいい時間のがなくて、ミュージカル繋がりでシラノを選択。

この映画、愛の映画なんですけど、何だかお伽話みたきな映画でした!😉
(過去に何度も映画化や劇化されているのを知らずに視聴)

さらに歌声がとても心地よく響くので、観ていて気持ちよくて、幸せな時間を満喫できやした👍

物語に多少の違和感はありますが、ミュージカルにしたことで、お伽話っぽくなってるから、強引な展開や、観る側の違和感を消してくれます。👍

主人公は、クリスチャンとシラノです。
2人が愛する女性「ロクサーノ」は、ある意味で3番手です。

物語は、ロクサーノがクリスチャンに一目惚れした所から始まり、教養の無いクリスチャンに頼まれて、シラノが代わりに手紙を書いてロクサーノに渡すという話です。

こういう話は、昔からあって、天才外科医ブラックジャックにも似た話があって、オチは結局、手紙を書いていたブサイクの方が真実の愛を勝ち取るという話です。
先が読める話ではありますが、ミュージカルにしたことで、シンプルな古典が素敵な映画になっています。

途中までは、彼女に振り回される男たちをコミカルに描き、観る側はそれを楽しみ、同時に彼女の美しさに見惚れます。

シラノは、生まれながらの外見から、過去に受けた誹謗中傷が原因で自分に自信が持てません。
このシラノをみて僕の高校時代の友人を思い出しました、彼はチビでデブで、好きな子に告白できずに悩んだ結果、卒業間近に告白して見事に振られました💦

だからシラノの自信の無さや、健気さがとてもよく理解できて、感情移入できましたね。

特に良かったのは、クリスチャンを通じて自分の想いを伝える窓際のシーン。

おいおいやり過ぎだろ、というくらい全面に想いを出し過ぎて、それでも自分を止められない、そんなシラノの姿が、なんとも言えない悲しさに溢れていて、素晴らしいシーンだと思います👍😌

そして結末は書けませんが、オチが分かっていても、ひと捻りされていて、2人の友情が涙を誘います。

ぜひミュージカルが嫌いでなければ、観て欲しいです。

そして最後にひとこと、この時代の衣装は素晴らしいです!
点数は80点かな。
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