先に2010年ニコラス・ハイトナー演出のイタリア語版を楽しんだ後こちらを鑑賞
フランス語版の方が詩情豊かでより親しみ易くドラマティックになっていた。
メトオペラは毎月1本鑑賞していて本作も楽しみにしていたが期待を裏切らない出来。
4時間越えの大作だが、ドン・カルロスとロドリーグの友情の二重唱で掴まれてから一気に世界観に浸れる。
カタコンペ=地下墓所をイメージした石造り風の壁のセットで閉塞感を表現し、イタリア語版の豪華絢爛なニコラス・ハイトナー演出との差が際立った。
(勿論イタリア語版も素晴らしいです)
ハムレット的オペラでより人間ドラマに重点が置かれる分、特にオーケストラが光っていて急遽変わったパトリック・フラーが指揮を振っていた。
ブラボーです。