ドスティ

ゴッドファーザーPART IIIのドスティのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)
3.2
ゴッドファーザーを生涯ベスト作品の一つに挙げる映画好きの父がゴミと断じ、世間的低評価も知っているので限界までハードルを下げて観たけど、確かに凡作。

偉大な前二作の焼き直しのような場面ばかりで印象的な台詞も皆無。
こんな後日談なら不要だった。

マイケルが孤独に死んでいく結末はPART IIのラストで予期出来るので、後悔と罪悪感に苛まれ苦悩する姿に興味は持てない。
マフィアを良く描き過ぎという批判は分かるけど、家族愛はたまた非情な組織という軸も無くバチカンとイタリア政治とマフィアの癒着という現実をまんま投影されても面白くないし。

失敗の責任を負わされたソフィア・コッポラは気の毒だし理不尽な仕打ちでそもそも役柄が悪いけど、酷い演技で役者としては魅力ゼロ。

輝きはあるアンディ・ガルシアも今一歩。
ダイアン・キートンは役不足で勿体無い。
クリマイのロッシことジョー・マンテーニャも出演。
トム・ヘイゲン不在は痛すぎた…。
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