日本太朗

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーの日本太朗のレビュー・感想・評価

4.1
予てより、字幕版で観たかったのでアマプラThank You😘 面白かったです。
マリオを知らない日本人はほぼいないくらい有名な作品。それが映画になるなんて“Mamma mia!” な話です。
赤キャップにMを書き、赤い服にオーバーオールを着た自己主張の塊。配管工を生業にしている小デブ。それが主役のマリオ。因みに本名は「マリオ・マリオ」だという。流石、自己主張の塊だ。そんな彼の年齢は20代半ばらしい。馬鹿馬鹿しい。こんな髭面の小デブが20代だと?俺の目には息子と呼ばれることに違和感を感じるくらいに中年に見えるがな。キノコを食べ、大きくなる。従来のマリオをやっていればお馴染みだが、大きくなっても相変わらず腹は出ている。小デブならぬ中デブとでも呼ぶべきか?ピーチは何故彼に惚れる?金も友もルックスもなにも備わっていない彼に。さらには道の小銭を猫ババするという小悪党っぷり。とことん終わっている。
少しだけ、良い面を見てみようか。彼の長所は決して諦めないところだと言えよう。なんだ、良い面を持っているじゃないか。幾度となく死に追いやられても文句ひとつ言わずに無表情でまたゴールを目指す。たかが栗に触れただけでダメージを受ける人だ。すぐに心が折れてもおかしくない。まぁ、それはゲームに限った話だが。じゃあ映画での彼は?長所は変わらないが、ゲームみたいに立派じゃない。ピーチが応援してくれたから、弟が心配だから、そんな状況なら誰だって諦めない。結局只の見栄張りなんだろう。だから脂肪も落ちないんだよ。今、弟という言葉が出てきたな。名をルイージと言ったか。なんだお前は?!「マリオ」という世界から追放すべき人間に何故付いていく?兄弟だからか?いや違う。お前は頼れる人間がいなきゃ生きていけないからだ。だが、俺はお前に期待をしている。いつかマリオを踏み倒し、実権を握り、二度とマリオという「悪」を生まないように頑張ってもらいたい。これ以上あんな悲劇を繰り返さないように。そして今すぐ改名しろ。以上だ。
マリオ、次は万引きするなよ。また5年後の春、面会に行くからな。その時はまた、いつもの言葉聞かせてくれよな。「…It's me…mario…。」
日本太朗

日本太朗