マリオ要素をこれでもかというほどふんだんに散りばめた清く正しき娯楽映画。マリオ知ってるほど小ネタで笑えるし、知らなくても娯楽映画として強度が高い。悪いやつがいて、一生懸命がんばるヒーローがたくさん動けば面白いという当たり前をまっすぐ進む。
心配してたマリオをどう描くかについては、ちょっとなんとも言えないところがある。無難な形に落とし込んだ安心感もあれば、無難だけどやっぱりイメージと違うかも？と気になる所もある。でも下手にひねるよりはこの形が正解だと思う。
ストーリーはまっすぐなものだけどピーチの出自を入れたりと中々に小技が光る。変に引っ掛かる部分もなくアクションを楽しみために良い感じに整えられている。
マリオを映画化するという期待に十分答えてくれるいい映画だった。あとは続編や他のニンテンドーシリーズを映画化するかどうか今後の展開に期待である。
