グッドスピード

キリング・オブ・ケネス・チェンバレンのグッドスピードのレビュー・感想・評価

4.0
"死の病"

チェンバレン爺ちゃんは爆睡中に間違って警報を作動させてしまった。駆けつけた警官達がドアを開けるように指示。しかしチェンバレン爺ちゃんは精神障害を患っていて、警官達の高圧的な態度に「うわぁぁぁぁ!!!!」ってなってしまう。怪しむ警官。「ああああ!!!!」ってなってる爺さん。さらに怪しみ強硬な姿勢をとる警官たち。パニクりまくって「ダァァアッ!ア"っ!!あああああ!!!!」ってなる爺さん。
そして最悪の事態に。2011年に実際に起きた事件を元にした作品。

ドアを挟んでチェンバレンと警官3人の緊迫したやりとりが続く、ハラハラする社会派スリラー。
ほぼワンシチュエーションみたいな感じだが、非常にスリリングで面白かった。
これは怠慢と偏見が引き起こした事件だと思う。
チェンバレンの精神に問題があるという事にもっと注視していればこの事態は防げたはずだ。
そもそも警官と市民の間に信頼関係が全く無いのが非常に問題である。
映画の終わりに、「この事件で咎められたものはいない」って表示されたけど、この映画の後に控訴裁判が行われることになったので、判決はまた変わるかもしれない。
とてもスリリングで面白かったのでオススメです。
ちぃさんありがとう!