【午前5時22分に警察が訪れ、午後7時に黒人が射殺された】
ケネスチェンバレンという老人の家に医療機械の誤作動により警察が訪れる。
すんなり事が済めばいいのだが、精神病と過去のトラウマから絶対に扉を開けたくない男vs人質がいるかもと不審に思い何としても扉を開けたい警察の戦いへと発展してしまう。。
史実に基づくお話しという事で約80分間緊張感が続く。これが半端ない。
どちらの気持ちもわからなくもない序盤だったが、中盤からの行きすぎた警察の行動が目につきどんどん弱り混乱していくチェンバレンを見ていられない。
演出もとても良くできてて、本当に怖い。
チェンバレン役のフランキーフェイソンも圧巻の演技だった。
全体を通して日本人がこれを全て理解するのは無理な話かもしれない。何故、警察はあそこまで強行するのか、チェンバレンはなぜ拒み続けたのか。おそらくアメリカの治安の問題や差別問題が蔓延っているからだと感じる。そういった文化の積み重ねがお互いを信頼できない関係にまで発展してしまっている。一人一人が考えなくてはいけない内容だけど平和と言われる日本とはかけ離れすぎてる。おそらく日本では起こらない事件だと思う。