カレス

ベスト・セラーズ/小説家との旅路のカレスのレビュー・感想・評価

3.8
IMDb 6.2
吹替/字幕
原題:Best Sellers
Netflixでのタイトルは「小説家との旅路」

Netflixの肩書き
「父親の出版社を受け継いだものの、経営難にあえぐ新米編集者の娘。起死回生を狙った一作で、偏屈な元ベストセラー作家とブックツアーに出るが、それは思いがけずふたりの人生を変える旅となる」

音楽は最初ちょっと自分の好みではないかな、と思ったがいろいろ変わる

キャストは
マイケル・ケイン🅰️(何故かめちゃくちゃな小説家)
オーブリー・プラザ🅰️(編集者、出版社経営)
この2人は好きだし、小説家が登場する映画も好み。経営者と秘書(ちょっと年下の同性の友だち?)の関係もいい。

ただし本作吹替版では「ク○ッタレ」という言葉の乱発で聞き苦しい。この語句は、英文字幕では bullshite (ブルシャイト=bullshit ブルシット) 意味は「デタラメ」。小説家があちこちにデタラメだ、おまいらみんなデタラメだ、と威張り散らかすのはちょっと文学的でいいと思う。確かにbull+shitでそういう意味になるけど。あと「根っこから果実まで」のセリフは日本語字幕では「根が腐れば果実も腐る」と、字幕の方がていねい。


小説家が出てくるのでセリフがたまに魅力的、「こんな地獄を更に具現化したような場所」(老人ホームのこと)とか笑える。

サリンジャーが2010年に他界して、ミステリアスだった彼の登場する映画がいくつか出てきて小説家ネタの映画に関心を持っていた。
↓小説家絡みの作品(ジャック・ニコルソンは苦手です)を見たが、それぞれけっこう楽しめる。「ライ麦畑で出会ったら」とステファニア・ラビー・オーウェンがとても好み。

「小説家を見つけたら」 (2000)
小説家(ショーン・コネリー)と少年
ショーン・コネリー

「ライ麦畑で出会ったら」 (2015)🅰️
ステファニア・ラビー・オーウェン

「あなたの旅立ち、綴ります」 (2017)🅰️
*編集者
アマンダ・セイフライド
シャーリー・マクレーン(この人なかなか良かった)

「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」 (2017)

「マイ・ニューヨーク・ダイアリー 」 (2020)🅰️
マーガレット・クアリー
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