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カールと共にのねるねるのレビュー・感想・評価

カールと共に(2021年製作の映画)
3.0
怖さにも種類があるが“過激な思想”の恐怖を味わった。ずっと背中がゾワゾワして、どんどん気持ちが沈んでいった。“過激”は一つ間違えば“狂気”となり、ドイツだけにヒトラーの影がちらつく。

ドイツの移民問題については、政策の転換により移民を受け入れた結果、多くの問題を抱えている、程度の知識しかなかった。
「移民による犯罪増加」「極右勢力の台頭」「移民政策の失敗か」日本から眺めるニュース・ヘッドラインは単なる文字列で実感は薄いが、ヨーロッパの現実を突きつけられたような衝撃があった。

『ミュンヘン:戦火燃ゆる前に』からの流れでヤニス・ニーヴナー目当てに観たのだが、もう極右グループのリーダーにしか見えない。それくらい圧倒的だった。
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