イングマール•ベルイマン監督
叫びとささやき、鑑賞しました!
圧倒されました。さすが巨匠。
詩的な映画でした。
これは愛についての映画でした。
愛の持てない人間、
愛とはなにかわからず、探し続ける。
愛とはなにかわからず、求め続ける。
そんな世の中でも、
人を包むことのできる人間がいる。
叫びとささやき。
叫びは自分をわかって欲しいという
遠くの相手へ向けた自己愛であり、
ささやきは相互愛である。
不気味なシーンも何個かありますし、
ホラー映画の参考にもされてますから、
ゾワゾワっともしますが、、
意味のある、深い映画でした。
屋敷の中は赤と白と黒のみで
仕上がっていて、どこをとっても
芸術的でした。
監督自身は欲によって人を愛せなかった、
マリア的人間だったそうです。
監督の母親は、名前もカリーンであり、この映画のカリーンと似た心の持ち主だったそう。
あなたはどこまで人を愛せますか?
と言われてるような、あのアグネスの蘇りシーン、、、難しいよなぁ。
アンナは神の母でした。
あーすごい。これが映画芸術ってものか。
納得。