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ワース 命の値段の鹿のネタバレレビュー・内容・結末

ワース 命の値段(2019年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

物事にはいろんな側面がある。マイケル・キートンが演じた弁護士はこのケースをもって、今までサイコパス的な共感ゼロの合理的な仕事の姿勢を変えた、ということか。どこかで聞いた話だと、会社の利益のためにリストラが必要だとしても、いちいち対象者の事情に共感して苦渋の決断をするようではリストラする側が精神崩壊して自殺してしまったりするらしい。この作品のケースでは個別の事情を汲むことが被害者ひとりひとりの利益に反映できることもあるので「共感しながらつきはなす」葛藤が全てではなかったから出来たことなのか。……ひとつ、疑惑がある。最後の方でマイケル・キートンが土壇場で気が変わり、書類にサインをしなかったのだが……まさか頭髪が薄くなっていることを指摘されたからってことはないですよね?
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