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白い馬のtaominicocoのレビュー・感想・評価

白い馬(1952年製作の映画)
4.0
昨日観た『赤い風船』と2作セットでした🎶

ネットで調べたら「子ども向け」になってたけど、赤い風船🎈みたいにハッピーエンドじゃないのでむしろ大人向けかな?と思う…🤔

本作でアルベール・ラモリス監督は、第6回カンヌ国際映画祭の短篇グランプリを受賞してました。

だ、第6回!!😵‍💫😵‍💫
そこにびっくりする、ワタクシ。

まったく色褪せない世界、映像美!

広大な干潟に佇む白い馬と少年を広角で狙う。はぁー💕なんと美しい構図なのだ!


『赤い風船』は少年と風船の友情でしたが、こちらは漁師の少年フォルコと野生の白馬の友情物語。

"白いたてがみ"と呼ばれる白馬は高潔で、暴れん坊。人間のいうことを全然聞かない。

少年が怪我をした白馬の傷の手当てをし、いつしか少年と白馬は強い絆で結ばれる。
だが、彼らは不思議な運命に身を委ねてしまうのだったーー

「いうことを聞かない」のは、少年も同じだったんです。

高潔な者は前にしか見えず、歩みを止められなかったんだなぁ…🥲
このほろ苦い余韻は、子どもにはわかるまい。
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