このレビューはネタバレを含みます
なんというか、もう少しサスペンスコメディのような展開を期待してたのだけどちょっと違った。
佐藤二郎と娘のやりとりは良かっただけにその後の展開がもったいない気がした。
邦画って、
・猟奇的連続殺人犯
・コンピュータやネットを巧みにあやつる
・やたら見せたがる残酷な犯行シーン
・犯人に良心の呵責なし(異常者かカルト宗教のどちらか)
こんなのばかり。
なんでこんなキャラクターばっかりになるのだろう。
直接的な暴力シーンなしでゾクっと怖い、そんな映画はないのかなあ、と思ったりした。
この手の重い話はちょっと食傷気味。
まあ、今回はこういう犯人像にユニークな中年おっさんを絡めた点は新しかったのかも。
自殺志願者の車椅子の女性、会話するだけでイライラさせてくるあの感じ、素晴らしい演技だと思う。