このレビューはネタバレを含みます
子供が残酷っていうよりか、このお話が残酷だと感じてしまった。
命を落とした2人の子供は、悲しみや怒りを募らせた母親たちのもとで育ち、その犠牲になったとも言える。サイキック要素を抜いたら、シングルマザー差別を助長するような内容じゃないかなんて穿った見方をしてしまうのは、この作品があの「私は最悪。」の脚本家によるものだからだろうか。
あの最悪映画(私湯っ子にとって、という意味です。ややこしいな)でも、表向きでは奔放なヒロインを肯定しているようで、実は封建的な男性の願望を描いていると指摘していたフォロイーさんがいてハッとしたのですが、この作品が、その読みの裏付けにもなってる気がする。
「童夢」とローティーンの頃に出会ってぶん殴られたクチなので楽しみにしてたんですが、残念な気づきに終わってしまった。とはいえ「何か起こるぞ…」のゾワゾワする雰囲気はそれなりに楽しみました。