スワンソングの人間のネタバレレビュー・内容・結末

老人ホームで余生を送る主人公パットは、かつての顧客リタが遺言に「パットに死化粧をしてほしい」と記していたことを知る。施設を抜け出したパットは、今は亡き恋人や親友との思い出を回想しながら葬儀場を目指す。
パトリック・ピッツェンバーガーという実在した人物をモデルにしたロードムービー。
季節が移ろぎ馴染みの店はもう無い、かつての友人たちもいない。そんな中パットは指輪をはめ帽子をかぶり、輝いていた姿を取り戻していく対比がかっこいいです。
全編に渡ってノスタルジックな雰囲気が漂っていますが、ラストは憂いを感じさせない、まさに”有終の美を飾る”良い結末だと思いました。
ミントグリーンのスーツ、私も着てみたいです。