標高4700mのアンデス高地。
こんな場所にも子どもは生まれ、すくすく育つ。

財政的に豊かというわけではない。でもくたくたのサッカーボールで日が暮れるまで遊んだり、川で水汲みをしたり、リャマや羊の世話をし時にはその命をいただく子どもたちの表情から貧しさは微塵も感じられなかった。


豊かさってなんだろか。
日本に生まれついた私自身、便利と引き換えに大事なものをなくしていってる気がする。気いつけんと。

きれい。いろいろ共感したくなるし、丁寧でゆっくりなフミトさんすてき。

アルパカ・リャマ200頭あまりを飼うアンデス山脈の遊牧民ドキュメンタリー。
日本人の監督が、彼らに半年ほどつききりで撮影。内容は、彼らの日々の生活や、他愛もないやりとり。

ペルーには行ったことがあり、アルパカにどハマり中！そんな中見つけたアルパカ・リャマが登場する映画、というきっかけで観た。
ペルーに興味を持ってから、遊牧民の生活など本で読んで知識としてはなんとなくあった状態だったのが、なるほどこういう感じか。。とこの映画の鑑賞により、よりイメージが明確になった。

アルパカ・リャマは、彼らにとっての家畜なので、愛玩的にアルパカ・リャマを好きだと辛いシーンはある。
でも、アルパカ・リャマが支えてきた人々、彼らの関係を知る意味で、大変興味深かった。
また、映画を観る中で、遊牧民たちと定住民の教育格差とか、雇用機会、関係性などに新たに興味を引かれた。改めて文献を紐解いてみたい。

監督とSupa Laime一家の程よい関係性も良く、あたたかさに満ちていたようにも思う。