「うらめしや〜」
生命のメタファーに火を灯けるのは古典落語の”死神”の設定。
つまり白服のあやねさんは死神か。
“リング”をジュブナイル物にコンバートした様な質感。
あーだから飛行場だったのか.と感嘆する映画体験。
自殺する人間は何処にでも行けて人間関係のしがらみにも囚われない幽霊にうらめしく思い、
幽霊は生きている人間に怨めしく思う。
40分だからサクサク物語が進むのが助かる。
川栄の落ち着いた声が案外良い。
てかめちゃくちゃいい。
地面を水っぽく潜れるのはスーツケース探しやすいようにする設定か。
「確かに嫌な事ばっかりだけど少し顔を上げれば新しい出会いがあると知った。」
死体を見つけて供養してあげるストーリーラインはリングの貞子そのもの。