ガリレオのシリーズはけっこう作りが親切というか、たくさん映画観ているすれっからしさんには途中で犯人が分かるようにきちんと伏線を張っていて、分からない人には最終展開に向けてきちんと説明をする。
東野圭吾の行間読んで察しろよ、的なモノを一切排除しているかのような構成が素晴らしいです。
でも、残念ながら僕はすれっからし側の人間なので、ちと物足りなかったです。
ちゃんと皆一様に理解出来るように、丁寧に作り込まれ過ぎているんですよね。
今はそういう流れなのかもしれません。
映画を観るライト層は、年に2回程度しか劇場に行かないそうです。
そして、絶対に外れくじは引きたくないんだとか。お金払うからには元手以上のものを持ち帰りたいという、不景気からくる心情ですよね。
だから、きちんとリサーチしておもしろいと評判の映画を選ぶ傾向があるそうで。
分からないでもないです。その気持ち。
でも、みんなが面白いと思っているモノを同じように面白いと思う、という行為が僕にとってはつまんなく見えるんですよねぇ。
失敗ってダメなことですか?
失敗から学んで強くなるんじゃないんですか?
こんな性格なので、まだジブリ映画を観る事が出来ません。
いつになったら観られるのやら。笑