このレビューはネタバレを含みます
出演者の地元宇都宮で1日限定の上映。
原案は相当部分が実話。
主人公の箒やの親父さんはご健在で、ガンを克服しつつこの話を書いた。
震災から10年。石巻から栃木県鹿沼市(宇都宮の隣)に移住し、複雑な家庭事情を抱えた高校受験を控えた少女と彼女を支援する、本業が伝統工芸品の箒を売る箒やで副業に塾を経営する男とその家族を巡るお話。
日光の大笹牧場や鹿沼市内を流れる黒川の川原、日光珈琲の本店にあたる饗茶庵、那須に本店があるパン屋のペニーレインのブルーベリーブレッドがでてきたりして、栃木の魅力を地味に発信している映画。じんわりほっこり田舎の風景と人の暖かさにふれたい人におすすめ。