ピナコ

コンパートメントNo.6のピナコのレビュー・感想・評価

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)
3.9
ユーミンの曲に"コンパートメント"という題名の作品がある
大好きである
とても落ち込んだ時に特に聴きたくなる
その時は気が済むまでエンドレスで聴いている
何処へとも分からず何処か遠くへ旅に連れてってくれるそんな気分になる


題名に惹かれ

ざらついた映像が更に極寒の地ロシアを感じれる

フィンランドから来た留学生の彼女
恋人と行くはずだった旅行
叶わず一人旅となった部屋には見ず知らずの男性
余りの粗野な感じに下車したくなる彼女の気持ちも分かる

心遠くなった恋人への想いは走っていく距離と時間で雪にまみれていく

目的地に近づくに連れ同室の相手を理解し始め見えてくる

ロシアの広大な大陸を移動するには電車で何泊もするこういう事は当たり前なんだろう
その中の2等席の客車でのお話

全く知らない人との相部屋ってあり得るんですね
心配で寝れませんけど
オリエント急行とか映像でしか見たことない豪華コンパートメントを想像してました
雪によって閉ざされた感じでさらに狭い空間での寒々閉塞感
いろんな客室があるんですね
当たり前か笑

始まりの嫌悪感は『バッファロー'66』を彷彿させる
でも良い作品。

ユーリ・ボリソフ気になる俳優さん
ピナコ

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