このレビューはネタバレを含みます
傍目から見れば自分勝手にも映るユリアを突き放さず、じっくりと成長が描かれていてかなり刺さりました。
新しいことにすぐに目移りしてしまう・・・とコンプレックスに感じているユリアの性質は、自身にも重なる部分もあり観ているのがちょっと辛かったです。
何よりアクセルが悲痛でした。「アートの中で生きたくない、あのアパートでユリアと幸せに暮らしたい、死にたくない」と訴える場面は泣きました。テキトーな君に救われてる、とかユリアを心底愛している様がさらに泣けます。アクセルの立場になるとやりきれません・・・。
ラストはアイヴァンとも別れていますが、ユリアも新しい道を歩んでおり前向きな結末で良かった。こうやって右往左往しながら模索していくのが人生なのかな、としみじみ思いました。