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ONODA 一万夜を越えての3618のレビュー・感想・評価

ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)
3.5
フランス映画なのですね。どこまで事実に基づいているのか、客観的なのか、自分にはよくわかりませんが、淡々と偏りなく、しかし容赦なく描かれていて虚しいです。

横井庄一さんに続き、小野田寛郎さんが発見され当時大騒ぎとなり、いまでも記憶に鮮明です。週刊朝日の表紙となった敬礼姿の彼がいまだに脳裏に浮かびます。幼い自分には当時凛々しく英雄的にすら見えていた小野田寛郎さんですが、本作を観てとても哀しく虚しくなりました。それが狙いの作品なのかと思ったりしてます。

否定も肯定も美化も押し付けもしていないように感じました。観る者にすべてを委ねているのでしょうか。これは観てよかった作品。

(WOWOW録画で鑑賞)
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