西田敏行さんの人間力はすごい！
こんな荒唐無稽な役まで、自然体でこなしちゃうんだ…！
法廷もので、オカルトという、ユニークさ。主人公の熱演と、周りのサポートで、面白く鑑賞…してたのは、前半まで。
瀕死の上司の病室で心配するどころか自分の推理に夢中というあたりから、一気にテンション下がりました。悪ふざけが過ぎて、主人公が一番タチの悪い悪霊のよう。
そういうナンセンスは、テレビのドタバタ番組だけでやってほしい。
終盤にかけて、説明不足の一方的な展開。
独善的な良い話エピローグ。
真っ当な善悪の判断や、生死への敬意は置き去りのまま。
コメディだから、というノリかもしれませんが、テーマ的にも最低限のラインはあったはず。
後味は、非常に微妙。
楽しかったけど、急降下して墜落同然。
なぜか三谷作品はスカッとしない。
相性かな…🧐💬
