あやっち

007/美しき獲物たちのあやっちのレビュー・感想・評価

007/美しき獲物たち(1985年製作の映画)
3.5
【007シリーズ第14作/1985年/主演:ロジャー・ムーア】
ムーア=ボンド最後の作品。撮影当時は御年57歳、さすがに限界ですよね。お疲れ様です。トム・クルーズなら60歳になってもミッションをポッシブルできそうですが、そこまで無理して老いと戦わなくても結構ですよ。
さて、今作の舞台はカーチェイスの本場?フランスはパリを皮切りにサンフランシスコやシリコンバレーへ向かいます。
今回のボンドガール?そうですね、「ジェームズ助けて!」「よし、つかまって」ファイト、一発っ!てシーンを3回程繰り返します。特筆すべきことは無いボンドガールですが、これ以降の時代ではこのような「守ってあげなきゃ」ヒロインが登場しなくなるので、記念に覚えておきましょう。
それと、今回は勇退前のボンドさんに代わり、敵さんが結構頑張ります。ナチスの人体実験に元KGBのサイコ野郎という設定こそB級あるあるですが、メイデイという霊長類最強レベルの相棒な彼女の存在でグッと強力になります。いやあ、最初こちらの女性の方がボンドガールかと思ってしまいました。何なら、吉田沙保里だってボンドガールいけるやん!とさえ妄想したりして。えっと、確か設定ではステロイドのせいで何とかでしたが、ボンドさんはきっとバイ●グラを使用しているのでしょう。東西冷戦時代にはドーピングもやむなしだったんですね(違)