Elijah

ナショナル・シアター・ライブ「ロミオとジュリエット」のElijahのレビュー・感想・評価

4.5
2024年映画鑑賞の幕開けは「ナショナル・シアター・ライブ 10周年記念アンコール上映」から。
語り継がれる物語は熟知しているので、ただただお目当てのジョシュ・オコナー(ロミオ役)を注視。
冒頭から観客へ魅せるロマンティックな視線に完全ノックアウト。
笑うとチャーミングだし、泣かれると参るし。
ジョシュの魅力満載で大満足の結果に。
ジェシー・バックリー(ジュリエット役)の演技は言わずもがな。
そのジュリエットの母が悪魔に見えてくる(タムシン・グレイグが好演)。
この物語は何度観ても神父が直ぐにロミオに伝えに行っていれば、と神父の大失敗案件に思えてしまう…。
大人たちの巧みな言霊に惑わされる若者が不憫に感じた。
「ナショナル・シアター・ライブ」は、「なぜこの時間帯の上映?」と思えるほどの1日1回/1週間の一期一会的な上映だったりするから、なかなか観るタイミングが得られないので今回この『ロミオとジュリエット』を劇場鑑賞できて本当に良かったと思う。
日本初公開より2年越しの悲願達成!

2024/01/05鑑賞
Elijah

Elijah