リュルスミス

サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)のリュルスミスのレビュー・感想・評価

4.3
今期85作目

こんなフェスが50年間世の中に出ていなかったなんて。

親世代が興奮する映画であると同時に、僕ら世代がブラックミュージックに数歩近づける価値ある映画。

単にライブ映像ではなく、当時の政治的意味の解説が面白かった。3割くらいしか知ってるアーティストはいなかったけど、映画の意味とは別に知らないアーティストを知るきっかけにもなった。

自分は政治的なことをあまり詳しくないし難しくて避けがちだけど、
キング牧師暗殺の翌年のライブであること、社会状況と相まって黒人の怒りがマックスであったことからも
この映像がいかに我々の"ソウル"に響く価値あるものなのか理解できる。