みゅー

私はヴァレンティナのみゅーのレビュー・感想・評価

私はヴァレンティナ(2020年製作の映画)
3.5
17歳のトランスジェンダーの高校生が主人公のお話。
トランスジェンダーとして生きることの生きづらさが詰め込まれていた。

法的に認められていても、周囲の人が認めてくれるとは限らない。
本作は比較的、きれいな終わり方をしていたけど、現実はそう簡単な問題じゃないということも容易に想像できてしまうので複雑だった。

主人公を演じたティエッサ・ウィンバック自身もトランスジェンダーで、監督は当事者が演じることにこだわりを持っていたそう。
演じてる感があまりなかったのも納得。

ラストカット後に出た言葉は一瞬意味が分からなかった。
「ブラジルでのトランスジェンダーの中途退学率は82%、平均寿命は35歳」
前半は分かる。
後半、平均寿命という言葉を病気とか以外で使うことなんてなくて、理解が遅れた。
現実は厳しい。
みゅー

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