このレビューはネタバレを含みます
「 失礼だな、純愛だよ 」
この映画は憂太と里香の純愛物語なのだが、悟と傑の見えない絆の物語でもあると思う。
流石安心安全のMAPPA様。今回の作画も神がかっている。【呪い】を題材とした本作は細かな呪術が沢山張り巡らされているため、MAPPAでしかここまで綺麗に描けないであろうとさえ思える。
憂太 vs 傑の戦いが1番の見どころなのだが、悟と傑が最期話すシーンでグッとくるし、里香の呪いを解いた後も涙が出てくる。
でもそれはきっと、漫画でずっと追い続けているからなのだろう。
この映画が初見の人は、ここまで気持ちが入り込めないかもしれない。でもこの映画を気に是非、漫画の方も読んで欲しいと願うばかりである。
棘のハイタッチのシーンはめちゃくちゃときめいた。これは好きになってしまう。
憂太も、ひ弱だったのに里香の呪いを解き、もう誰にも悲しい思いをさせたくないと覚醒している姿は惚れるよね。
最初はながら見してたのだが、いつしか携帯を握りしめて見ていた。釘付けになっていた。名作中の名作だなと思う。
この「0」を映画にして大正解だと思う。