後半ほとんど泣きっぱなし。
こんなに泣いた映画は久しぶりな気がするってくらい泣いてしまった。
聾者家族の中で唯一健聴者の主人公の話なんだけど、娘が1番得意とすること、彼女のアイデンティティがわかってあげられないのは心苦しいだろうな。
自分達の生活にルビーは必要不可欠だけど、彼女には彼女の夢や生活があることを皆理解してて、その間で戦ってる感じも心にずっしりきた。
泣けるポイントはたくさんありすぎてもはや思い出せないくらいなんだけど、
・星空のもと、お父さんに向けてだけ歌ったシーン
・お母さんが発表会用のドレス買ってきてくれたシーン
・お兄ちゃんが犠牲にならなくてもいいって背中を押してくれたシーン
はそれぞれ印象的だった。
こういうマイノリティを描くとなんかしんみりしがちというか、ツラい気持ちになることも多いんだけど、ポジティブで、前にどんどんすすんで成長していくストーリーがとても良かった。
題名のcodaは音楽記号から取ったのだと思っていたけれど、children of deaf adultsの略でもあると初めて知った。こうやって映画を通して新しい世界を知ることは大事。
