このレビューはネタバレを含みます
笑ったり泣いたりするところはなかったけれど、なぜか愛おしく思える一本でした。
多分、主人公が、テーラーというキッチリとした職業で、日常もきちんと暮らしているからそう思えたんだろうなと思います。
頭が堅かった主人公が女性に接することで柔軟になっていき、淡々とした日々に色が入っていくような感覚になるのは嬉しく感じました。
切なく終わったように感じましたが、ラストシーンではそうでもなかったような、自由を手に入れたような気分にもなりました。
向かいのビクトリアが可愛すぎました。