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仕掛人・藤枝梅安のmuraのレビュー・感想・評価

仕掛人・藤枝梅安(2023年製作の映画)
4.3
映像が美しい。色がいい。とくに月の色。闇もいい。ハッキリと見えないところが。まさにアートだなと。

池波正太郎原作のあの話。針医者の藤枝梅安は相棒の彦次郎とともに「仕掛け」の依頼にこたえる。「仕掛け」はいわゆる殺人。金で殺人を請け負うが、そこにはもちろん時代劇らしく、「義理」や「人情」が影響を与える。今回は幼いときに生き別れた梅安の妹が「仕掛け」に関わっていて…

みんな顔が悪どい。冒頭の石丸謙二郎と中村ゆりに始まり、なぜか癒し役のはずの菅野美穂にもそれを感じて 笑

行燈がそう見せるのか。でも、そういった映像にとにかく引き込まれ、ハマっていった。

やっぱりトヨエツはいい。『必死剣鳥刺し』のときもそうだったが、時代劇にハマる。身体がいいのか、所作が美しい。

続編が楽しみ。次も見たい。
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