Yuya

パトニー・スウォープのYuyaのレビュー・感想・評価

パトニー・スウォープ(1969年製作の映画)
4.3
人間社会における "秩序"の根幹とは
"無秩序"が形成する社会なりの"秩序"
否定しようが 非難しようが 所詮
アナーキズムこそ 人の本質なんだろね

いやぁ ブッ飛んでるなぁ 痛快にっ!
差別 タブー 下品下劣のごった煮で
姑息なモラリストなんぞ 皆殺しってな
教育にも 健康にも 悪影響の極みだぜ
でも なんでだろ…今生きてる現実こそ
もっとずっと 腐ってる気がすんだよな

それこそ この社会やSNSや流行りってな
安っぽいママゴトごときに蔓延ってやがる
常識やらモラルやら ポピュラーな優越やら
はたまた そいつらを否定したい自己満足な
お洒落やアングラやレトロやマイナー…
そんなん全部 表面的な嘘っぱちに過ぎないよな

遠目から覗くだけじゃなく 書物を紐解かないで
この世界のドロッドロの暗部に飛び込んでみろ
嘲笑われて 嫌われて 見下されながら
不安定な人生を 綱渡りしてみやがれ
ロックンロールって そーゆーコトじゃんか
そのどん底で ズタボロの心に染み入るのが
最高のブルースってなもんだったはずだよな

なんだか 生き…いや 死に急いでた学生時分の
あの無邪気さや無鉄砲さを ほんの少しだけ
思い出させてくれた 素敵でサイテーな映画だった

Thank you, Great Sr.
ファンクでラジカルなフィルムを遺してくれて
Yuya

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