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Firebird ファイアバードのhokutoのレビュー・感想・評価

Firebird ファイアバード(2021年製作の映画)
4.7
2024年37本目2月9本目
Firebird ファイアバード[4.7]
Firebird(2021)/107分/なんばパークスシネマ/字幕
監督:ペーテル・レバネ

【感想】
同性愛が違法だったソ連支配下のエストニアで軍で出会ったパイロットと役者を目指す兵士のお話。
エストニアで同姓結婚が認可されるきっかけとなった実話らしい。
エンドロールがまたなんとも言えない。
ダンサー そして私たちは踊った、もそうだけどロシアとかロシア正教会の影響が強い東欧の方はまだまだ過激なのかな。
実話だからしょうがないけどハッピーエンドがよかった。悲しい結末が多すぎる。
ローマンがひどいように見えるけど、軍人でしかも違法だったらしょうがない。いつも通り奥さんは可哀想。しかも親友だし。
画面はものすごく美しい。2年前から日本公開楽しみにしてたから観れてよかった。パンフレットも買って良かった。

【ストーリー】
​1970年代後期、ソ連占領下のエストニア。モスクワで役者になることを夢見る若き二等兵セルゲイ(トム・プライヤー)は、間もなく兵役を終える日を迎えようとしていた。そんなある日、パイロット将校のロマン(オレグ・ザゴロドニー)が、セルゲイと同じ基地に配属されてくる。セルゲイは、ロマンの毅然としていて謎めいた雰囲気に一瞬で心奪われる。ロマンも、セルゲイと目が合ったその瞬間から、体に閃光が走るのを感じていた。写真という共通の趣味を持つ二人の友情が、愛へと変わるのに多くの時間を必要としなかった。しかし当時のソビエトでは同性愛はタブーで、発覚すれば厳罰に処された。一方、同僚の女性将校ルイーザ(ダイアナ・ポザルスカヤ)もまた、ロマンに思いを寄せていた。そんな折、セルゲイとロマンの関係を怪しむクズネツォフ大佐は、二人の身辺調査を始めるのだった。
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