あおい

桜のような僕の恋人のあおいのネタバレレビュー・内容・結末

桜のような僕の恋人(2022年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

ちょうど1年ほど前に原作を読んだことがあり、その直後に中島健人さんと松本穂香さんで実写化をすると聞き、ずっと楽しみにしていました。
はじめは映画で実写化されると思っていたので、Netflix配信だと聞いた時はAmazon prime会員からすると残念で、いつか見れる機会があればいいなあと諦めてしまっていました。ですが、今回このようなオンライン試写会を通して先に見ることができ、本当に良かったです!

主演2人の演技は本当に原作のイメージそのままで、auのCMのイメージしか無かった松本穂香さんを本当に笑顔が素敵で可愛らしい人だなと気づくことが出来ました。ナチュラルな演技で、引き込まれました。中島健人さんも普段のキラキラ王子様キャラとは打って変わって、どこにでもいる様な男性が恋をすることで心を開き、人を愛することで芽生える喜びや嬉しさ、苦しさや悲しみを丁寧に演じていて、実力派だと改めて感じました。

「桜のような僕の恋人」というタイトルは本当にセンスがあるなと思って、美咲の桜のような満開の笑顔と、1年の中で数ヶ月しかない桜の季節のように、晴人の人生の中でほんの一瞬のような存在だった美咲を掛け合わせているんだなと思い、見終わったあとにタイトルについて深く考えさせられました。ほんのひと時の桜のような僕の恋人であったとしても、その人はずっと生き続けていると思います。

はじめは会えなくなった理由に嘘をつかれ、傷つけられ、病気を打ち明けた後は寄り添い続け、愛すると誓って、けど気づけなくて、残された晴人は本当に自分を憎み、後悔しただろうけれど、美咲のために写真を撮り続けようと決めた晴人には愛したものは返ってこなくてもそれに代わるぐらい、生きる活力を勇気を希望を貰えてるということを学びました。
あおい

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